これからはアジアの時代か | 1丁目住人のブログ

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昨年末に仕事を辞めて、合計2ヶ月ほど、世界13カ国をまわってきました。エリアはヨーロッパ、アフリカ、中東、アジアです。今年はLLC元年ということもあり例えばロンドンからマドリッドがライアンエアーなどで1万円を切る価格で提供されており、また現在の円高の影響もあり、ホステルなどのドミトリーに宿泊すれば、世界のどこでも1日の予算が5000円もあればどこでも平気で生活できます。バックパッカーが飛行機で旅をする時代になりました。

僕がこれらの中から一番希望を感じた場所は、アジアでした。
なぜ惹かれるのか、ちょっとまとめてみました。

①大きな経済成長のポテンシャル
以下のグラフは、購買力平価(PPP)の2030年時点の予想です。単位が購買力ですから、たとえば建設や水道、鉄道などのインフラ事業ではなく、個人がどれだけ可処分所得を持ち、どれだけお金が自由に多く使えるようになるかというものです。石炭石油など利権を保有する国有企業が儲かるのではなく、一人あたりGDPがのびるのですです。
つまり、ワレワレ外国人目線で言うと、インフラ事業を手がけるBtoBの大企業が稼ぐことができる可能性だけではなく、個人単位でも手がけることが可能なBtoC企業が発展するだろうという意味です。まだサービスを提供する強いライバルがいない、または育っていないというのはものすごく大きなチャンスです。

$1丁目住人のブログ-2030年各国GDP

②途上国の異様な進化の仕方
途上国の人々と話していると、僕らや他の先進国がたどって来た手順ではない進化の仕方をしていることがわかります。例えば北アフリカのモロッコに住んでいるある彼は、月収は2万円くらいですが、携帯電話に月6千円支払っていました。「携帯電話はもはや基本的人権である」と言っていました。月収30万円の日本人が8万円を携帯代に当てるようなものです。携帯電話が稼ぐツールとして大きな柱になっているのです。
先日行った、インドネシアのジャカルタは、人口2億3千万人と世界4位ですが、なんとFacebookユーザーではアメリカに次いで世界2位の3千5百万人なのです。理由は色々言われていますが、電気もガスも通っていない地域の人がインターネットやモバイルを駆使してサービスを受けられるという、何段もすっ飛ばした進化が見られます。

③頭脳の集約
19世紀のアメリカの西部開拓時代、開拓の後押しをしたのは、ヨーロッパからの食糧難によって移住を余儀なくされた人々の労働力でした。その結果、アメリカという大国はわずか200年もせずして世界一位の座を得たのでした。その現象が現在、途上国で起きています。そして、先進国からの労働者の移動といった点で、まさにアジアは日本や先進諸国からの優秀な人材の移動が始まっているのです。僕はアジアで、世界各国から集まるたくさんの優秀な人々と会いました。

自分たちが今まで学習した内容を生かし、サービスやプロダクトを作って人々を喜ばせ利して、そのおこぼれとして自分たちも利益を頂戴すると言ったビジネス的な意味で、アジアという地に非常に可能性を感じました。そして、住んでいてアジアのシンガポールや香港や上海などの大都市は、本当に面白い。熱気が違う。夜のクラブに行ってみるとそれがわかります。

「アジアのウミガメになれ」
http://techwave.jp/archives/51648514.html
参考までにこの記事はおもしろいとおもいます。