旬の食材は、おいしく、栄養価も高く、しかも経済的です。
本来の収穫時季にとれたものを食べるのは、体調を整えるため
にも大切なことです。
「旬」の食材を取り入れて健康づくりにも役立てましょう。
※旬の時期は地方や天候により前後します。
●ししとう
ししとうにはβカロテンやビタミンCが豊富に含まれています。
βカロテンは細胞の老化防止やがん予防効果で知られています
が、その他にも体内でビタミンAに変換され、髪の健康維持や、
視力維持、粘膜や皮膚の健康維持、喉や肺など呼吸器を守る働
きがあります。ビタミンCは、強い日差しを浴びる事で傷んで
しまった肌のケアにも大変効果的です。また、ししとうの辛み
成分であるカプサイシンは、新陳代謝を活性化させ、脂肪燃焼
を助ける役目があるので、ダイエット中の方にもオススメです。
●あなご
ビタミンAを多く含み、100gで1日分のビタミンA必要量を満た
すことができます。ビタミンAは目や皮膚の健康に役立ちます。
また、コレステロールや中性脂肪を低下させる働きのあるEPA
や脳の働きを高めるDHAも豊富にくまれています。
●さくらんぼ
さくらんぼの主成分はブドウ糖ですが、ビタミンA、C、B1、
B2、カルシウム、カリウム、鉄分、カロテン、などを少しず
つバランスよく含んでいます。また、さくらんぼの酸味はリ
ンゴ酸、クエン酸、コハク酸などの有機酸によるもので、こ
れらの成分は疲労回復や結構増進に効果的に働きます。さら
に、さくらんぼの果肉の赤や紫色は、ポリフェノールの一種
であるアントシアニンという色素で、毛細血管の強化、目の
疲れの回復、活性酸素の生成を抑えるなどの働きがあります。