食べてはいけない イソフラボン サプリメント 大豆製品 女性にも男性にも悪影響 | 妊娠・出産するための予習・復習ノート

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投稿日時:2016-10-31 16:33:10

更新日時:2017-04-28 松林先生ブログを追加しました

 

Q&A1440 大豆製品と乳製品は?|松林 秀彦 (生殖医療専門医)のブログ

2017-04-28 14:42:30

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厚生労働省「食品安全委員会」で特定保健用食品としては異例の警告文を発表

 

☆女性ホルモンのサプリは本当に健康によいか:日本編|松林 秀彦 (生殖医療専門医)のブログ

2013.2.7「女性ホルモンのサプリは本当に健康によいか:米国編」にて、「女性ホルモン」の含まれた食品やサプリメントを摂取することにより、かえって健康状態を損なう場合があるという「米国産婦人科学会のオフィシャルコメント」をご紹介しました。日本でも同様に、厚生労働省「食品安全委員会」で、特定保健用食品としては異例の警告文を発表しています。

私が東海大学八王子病院勤務の時に、本テーマで 八王子市民公開講座を行いました。今回は、それに則り授業形式で述べたいと思います。

まず、一般的なお話から、、、
「女性ホルモン」の重要な作用は、主に次の3つです。
1 女性を女性らしくする
2 骨を維持する
3 コレステロールを低下する


そこで、「女性ホルモンの低下」により生じるのは、主に次の3つとなります。
1 萎縮性膣炎、外陰萎縮、乳腺萎縮、更年期障害→若々しさの低下
2 骨が弱くなる→骨粗鬆症、骨折
3 コレステロールが増加する→動脈硬化、心筋梗塞、狭心症

そのため、「女性ホルモン」=「エストロゲン」の使用によりこれらの改善が期待されるわけです。

エストロゲン摂取の方法には、下記の3種類があります。
1 薬剤:エストロゲン製剤(内服、注射)
2 特定保健用食品(健康食品、サプリメント)=植物性エストロゲン
3 通常の食事による摂取


「植物性エストロゲン」としては、下記のものが有名です。
大豆イソフラボン
ウイキョウ(フェンネル)
セロリ
パセリ
レンズ豆
リンゴ
アルファルファ
ザクロ
ブラックコホッシュ(ハーブ)米国で人気
貞操木(果実)ドイツでは医薬品扱い
ムラサキツメクサ
月見草
高麗人参
当帰
甘草
DHEA

本稿では、最も研究が進んでいる「大豆イソフラボン」についてご紹介します。有効成分は、ゲニステイン、ダイゼイン、グリシテインで、作用機序は、腸内細菌により、エストロゲンに似た構造の大豆イソフラボンアグリコンに変化し腸から吸収されます。

「食品中の植物エストロゲンに関する調査研究」厚生科学研究(1998年)によると、100gあたりの大豆イソフラボンアグリコン含有量は、次の通りです。
大豆 140mg
きな粉 266
豆腐 20
おから 11
油揚げ 39
納豆 74
味噌 50
醤油 1
豆乳 25
日本人の日常摂取量は、16~22mg/日になります。。

「大豆イソフラボンを含む特定保健用食品の安全性評価の基本的な考え方」厚生労働省食品安全委員会(2006年)では、大豆イソフラボンの生体への影響は、主に次の3つ。
1 エストロゲンレセプター (ER)を介する作用(低濃度で作用する)
ERα:子宮、膣、卵巣、乳腺、視床下部、血管内皮細胞、血管平滑筋
ERβ:前立腺、卵巣、肺、脳、血管、骨
2 トポイソメラーゼ阻害作用(高濃度で作用する)抗癌剤である、VP16、ドキソルビシンと類似の作用で、胎児期の暴露は小児白血病に関連する可能性も懸念されます。
3 甲状腺機能ペルオキシダーゼ阻害作用甲状腺機能亢進症になります。この作用を抑えるため、海外ではヨウ素の添加が必要ですが、日本では海藻によるヨウ素摂取が通常は十分あるため、基本的に問題ないと考えられています。

大豆イソフラボン長期摂取による
閉経後の女性への影響として、、、
1 子宮内膜増殖症(子宮体癌の前癌病変)の増加:これは、ERα作用によるものであり、大豆イソフラボン150mg/日でリスクが高くなります。閉経後でも生理様の不正出血が起こり、子宮癌との鑑別が必要になります。

大豆イソフラボン上乗せ摂取(通常の食事以外の摂取)による
閉経前女性への影響として、、、
2 生理不順(月経周期の延長):これは、大豆イソフラボン57mg/日でリスクが高くなります。

つまり、女性ホルモン補充は、
1 女性ホルモン低下の場合(更年期以降)、適度な補充はよいが、過剰な補充は悪影響
2 女性ホルモン正常の場合、補充は不要(悪影響)

となります。

厚生労働省、食品安全委員会では、大豆イソフラボンアグリコン換算として
1日上限摂取目安量を70~75mg/日とし、通常の食事に上乗せする上限を30mg/日としています。設定根拠は、健康被害(子宮内膜増殖症)が起きる150mg/日の半量と、健康被害(生理不順)が起きる57mg/日の半量です。ちなみに骨のカルシウム維持に役立つ量は25mg/日です。この記述では、妊婦と小児は対象外としています。

実際の食品に換算してみると、大豆イソフラボンアグリコンとして、
豆腐1/2丁 35mg
納豆1食 33mg
豆乳200mL 50mg

ですから、簡単に健康被害を起こす摂取量に達してしまうのがおわかりいただけると思います。

その他、大豆イソフラボン摂取による
1 男性への影響:女性化乳房になることがあります。
2 妊婦への影響:母体から胎児に移行するのは明らかですが、データが不十分のため、判断できません。ただし、トポイソメラーゼの作用は無視できないと考えられています。
3 小児への影響:乳児用大豆調整乳は適切に管理されていますので、心配ありません。エストロゲン製剤により、骨端の閉鎖(身長の伸びが停止)と性的な早熟(初経発来、乳房発育)が起こり得ます。これも、データ不足のため、安全量の判断ができません。

女性ホルモンにより増悪する可能性のある疾患(エストロゲン依存性疾患)として、
1 子宮筋腫
2 子宮内膜症
3 子宮体癌
4 卵巣癌
5 乳癌

があります。しかし、病気の発症に直接関連しているというデータはありません。

また、薬剤の添付文書に記載されている女性ホルモン補充療法による影響が懸念される疾患として、
エストロゲン&プロゲステロンでリスク増加
1 乳癌
2 冠動脈心疾患
3 脳卒中
4 認知症
エストロゲン単独でリスク増加
1 卵巣癌
2 血栓症
3 冠動脈心疾患

と記載されています。

食品としての通常の摂取はよいとしても、サプリメントや健康食品として追加摂取は通常は必要ありません。薬剤は注意して使用していますが、一般に食品としては摂り過ぎに注意が必要です。何事も「ほどほど」にしておくのがよいと思います。

 

厚生労働省:大豆及び大豆イソフラボンに関するQ&A

農林水産省:大豆及び大豆イソフラボンに関するQ&A

 

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