人は、一人一人、生まれつき持っている才能、素質というものがあると思います。


 赤ちゃんが生まれて、外部から刺激を与えられる前の脳の働きは、一人一人同じではないでしょう。


 生まれつき運動神経がずば抜けている子は明らかにいますし、脳の働きも同じように違います。


 記憶力、分析力、判断力、計算力、理解力、発想力、表現力などは学力に直結する能力であり、学習をする中では、明らかに有利です。

 

 画家の子供は絵が上手というように、もちろん、遺伝子による影響もあります。



 そのような子供は、なにかしら、幼少期に特異なエピソードを持っています。


 通常の一歳児が行わないような行動をしてみたり、思いがけない質問をしてきたり、思いもつかないことをして周囲をびっくりさせたり、様々です。


 そこに、親が早い段階で気付いて、その能力を更に伸ばす工夫をすれば、通常の子と比べるとより大きく差が開きます。


 私の知り合いの子供は、一歳になりたての頃、枕元にミルクを入れたクーラーボックスを置いていると、夜でも、自分がミルクを飲みたくなった時に、黙って布団から起き上がり、クーラーボックスを開けて、ミルクを自分で取り出して飲んでいたそうです。

 
 これには驚きました。


 うちの子で言えば、小学校入試で、画用紙に好きな絵を書くという試験で、試験終了時間残り10秒前に、慌てて画用紙を青のクレパスで全て塗りつぶし、『海!』と言って提出しました。


 私は、その話を聞いたとき、大笑いしましたが、後で、その発想力は大したもんだと思いました。


 子供の才能を見いだすことは、なかなか難しいことです。

 
 でも、思い出してみてください。


 多分、それぞれの子供に、そういう『はっ!』とさせられたエピソードがあるはずです。


 そう、個人差はあれど、子供は一人一人、何かしら、生まれ持った素質があるのです。


 その時に、親がその素質に着目できるか、ただスルーしてしまうかで、その後の子供の能力に差が出ます。



 また、子供の素質と子供がやりたいこと、好きなことが正の相関関係にあれば、自ずと、その才能は磨かれていきます。


 例えば、空間把握能力が優れている子供は、自然と折り紙などが好きになり、自分で自分の才能を伸ばしていくことになります。


 また、逆に、才能に関わらず、子供が、好きになったことに没頭した結果、幼少期に、それに関連する能力が伸びることがあります。


 例えば、ポケモンが好きな子は、いつの間にか、ポケモンの全てのモンスターの名前や特徴などを苦もなく覚えてしまい、結果的に記憶力が秀でてきたりもします。


 つまり


 その才能につられて、関連性のあるものごとを好きになること


 好きなことに没頭することで、関連する能力が磨かれること


があるということです。

 
 子供が没頭することを注意深く観察して、早い時期に、素質を見出しましょう。


 もし、なかなか才能が見いだせないなら、いろんなことをさせてみましょう。

 
 その辺に注意しながら、子供を育てるということは大事なことです。


 裏表なく自分の感情を言動で表現するのが通常の子供ですが、幼い頃から、ものごとについて考える習慣が身に付けば、感情を抑制する能力がつき、ものごとの分別も早くつくようになります。


 一番、いけないことは、子供のしつけと称して、暴力を振るうこと。


 暴力は、子供の能力、才能、素質の全てを萎縮させてしまいます。


 全てが、とは言いませんが、暴力によってしか親の言うことを聞かない子供がいるとしたら、それは、そういう子供に育てた親である自分の責任です。


 子供は、伸び伸びと育て、言葉で理解できる考える力を持った子供に育てましょう。
 

 才能を磨く上で一番大切なことは、子供自身が『考える力』を持つということです。




 


 
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