進捗状況240816 実は… | よしりんのブログ

よしりんのブログ

スバル車を中心としたインタークーラー加工ネタ中心ですが、自身の経験を基にしたメンタルに関することや、ごくまれにオーディオのこともつぶやいております。
今後は再燃した二輪ネタもお伝えしたいです。

※おことわり

 

このあと、能登半島地震の被災地の画像が出ます。

 

ストレスを感じやすい方は、これ以降の

 

閲覧をお控えください。

 

 

 

さて、昨日の更新、いつもブログを

 

ご覧になっている方は気づかれたもしれませんが、

 

「…あれ?いつもの

 

『ではまたグッド!』で

 

終わらないの?」

 

はい、本当はその後にも続きを

 

書きたかったんですが、途中で辛くなって

 

やめました。

 

8/12の朝4:00、輪島に向けて出発です。

 

9時間半ですか…

 

昨年、ランクルで金沢に行った時以上の

 

長距離ドライブですね真顔

 

では出発

 

 

さすが愛車GRFアプライドC、

 

特に疲れも感じずに

 

(いやコレホントに)

 

8時間19分後(ナビのデータから)

 

輪島市のお客さんの事務所に到着しました。

 

これにはお客さんががびっくり滝汗してました

 

よしりん速すぎ!

 

よしりんフットワーク良すぎ!

 

と褒めていただきましたちゅー

 

で、お昼をお客さんの事務所でごちそうになり、

 

早速仕事開始。

 

段取りを決め、お客さんにお願いすることを

 

整理し、「進捗を見て、今後こちらに何回か

 

来させていただいてもいいですか?」と

 

お願いしたら

 

「是非!」

 

と即答。さらに、追加でもうひとつの

 

仕事をご依頼いただき、「あごあしまくら」つき

 

も相まって、いやあ、いい仕事にありつけた!

 

と喜んでいたんですよ、この時までは。

 

で、一通りその日の仕事を終えた後、

 

社長さんに夕食を兼ねて温泉に連れていって

 

貰いました。

 

 

 

 

 

まぁ~オサレな建物ちゅー

 

ここでちょっと熱めの温泉に浸かり、

 

上ミノ丼と太麺のそばを頂き、

 

いやあ満足満足、だったんですが…

 

事務所に戻ろうと路地に入ると…

 

これを見て、もの凄い違和感を感じたんですよ。

 

この倒壊具合、こっち(福島県浜通り)の被害よりも

 

酷いんですね。確かに3.11の時は

 

最大震度7でしたけど、それでもここまで

 

激しく倒壊した建物ってなかったんですよ。

 

それで疑問に思ってお客さんに聞いたんですね。

 

お客さんは瓦屋さんなので真顔

 

ここからはお客さんに教えてもらったことと、

 

私が調べたことを合わせた推測なのですが、

 

なんでも能登半島沖では、1858年に発生した

 

飛越地震(M7.3)以降、先日の能登半島地震まで、

 

マグニチュード7以上の地震が

 

160年以上なかったそうなんです

 

(ちなみに今回はM7.6で

 

観測史上最大)。

 

そのためなのか、この地域の木造建築においては、

 

耐震補強として行われる筋交い工法

 

 

が採られていなかったそうなんです。

 

これがないと

 

 

こうなる訳ですよ。

 

さらに、この地域の瓦にも

 

特徴がありまして。

 

能登地方はご存知の通り北陸、

 

しかも日本海に突き出ています。

 

そのため、家屋においては

 

耐震性よりも重要視されるのが

 

耐寒性と耐塩性。

 

そのため、こちらの瓦は

 

能登瓦と呼ばれる釉薬瓦(ゆうやくがわら)、

 

つまり、釉薬(うわぐすり)にどぶ付けしてから焼いた、

 

陶器瓦なんですよ。

 

そのため、通常の瓦よりも重いんですって。

 

どれくらい重いかというと、

 

能登瓦は1枚約3㎏、一坪で約240㎏も

 

あるんですと。

 

なので、あの揺れでべしゃーん、と

 

潰れてしまったんだそうです。

 

こういう壊れ方をする建物が

 

輪島にはとにかく多かったです。

 

もう、誰が見たって全壊確定です真顔

 

これを見て半壊と判断する馬鹿はいませんってあせる

 

 

ということで、仕事はこれで終わったんですが、

 

個人的に、輪島の現状をもっと

 

知っておくべきだ、と思ったんですね。

 

その日のお宿は輪島から25㎞離れた

 

穴水町の民宿に泊まり、翌朝早くにチェックアウト、

 

再び輪島に戻り、市内を回りました。

 

そして目の前に飛び込んできたのが…

 

皆さん、この画に見覚えありませんか?

 

そうです、テレビでも報道された、

 

輪島塗の老舗、五島屋さんの

 

ビル倒壊現場です。

 

お亡くなりになった方を思い、

 

思わず手を合わせました。

 

そして、

 

ここがどうなったのか、見てきました。

 

 

 

 

 

この段階で、

 

鈍感な私でもさすがに気持ち悪くなりました。

 

軽いPTSD、とでも申しましょうか。

 

これ以上は正直直視できなかったです。

 

そのため、視察をこれで切り上げて

 

新潟まで戻り、行きつけの焼き鳥屋さん、

 

で、

 

いつもの飲み友達と会い、

 

 

 

 

記憶を飛ばすまで吞みました。

 

これでリセットできたので、

 

翌朝回復して無事戻ってこれました。

 

いやあ、福島、特に浜通りの人、

 

能登には行かない方が良いです。

 

記憶がフラッシュバックしかねません。

 

とはいえ、お客さん曰く、

 

輪島の復興には20年かかるそうです。

 

こっちは日常生活には困らないほど

 

回復しましたが、現地に行って、現場を見て、

 

「ここは20年で足りるだろうか…」

 

と思ってしまいました。

 

そういう崇高な復興の仕事の、

 

間接的にもお役に立てる仕事なんだ、

 

自分の仕事は、と思いを新たにしました。

 

プロとして、確実に結果を出すんだ、

 

と気合いが入りました。

 

夏侯惇のマスター、常連のみんな、

 

慰めてくれてありがとうえーん

 

俺、精一杯やらせてもらうよ。

 

 

という今回の出張でした。

 

戻ってきてメーターを確認。

 

 

往復1400㎞以上の行程でした。

 

このクルマだから疲れも感じず、

 

快適に移動できました。

 

買って良かった~口笛

 

ではまたグッド!