皆様の米のレスの中でオラ自身が造った「ワイルドタック」というものが在りますので、一応のご説明を。
 
オラのヘルムじゃないけれど、ゲストのヘルムで過去2回ワイルドタックが発生した事が有る。
見事にくるりと360度回転した。
ゲストのヘルムスマンは「なんで?????」全く想像できないのです。
 
風の強い日、または途中で風が上がってきた時。クローズリーチで起きる。
 
想像だが、システムは。
 
大概その頃はウェザーヘルムが強くなり過ぎていて、舵が完全にきりきれているのを知らないでヘルムしている人が有る。
オラは強風時は必ずラダーのシャフトがコックピットに突き出しているので、それの角度をを確認する。ちょこっと風下に切れているのが理想的だ。ラダーからも登る為の揚力を得られるからだ。
切りきれているときにはもうすでに殆ど漕艇不可能な状態に成っている。
で、いきなりワイルドタック。ラット、そのままホールドしていたら、ホントに360度勝手に回転します。
 
なら、何がそうさせるのか。
 
一般のセーリングクルーザーはウェザーヘルムにチューニングされている。風が強まるほど風上に切れあがって行くセッティングだ。
パフが入ると風下に流されると、益々船は風を受けて風圧で「沈」の方向へ向かう。それが危ないため、普通はパフで風上に切れ上がるようになっている。
要は、CR(だったっけ?)風圧中心がCRT(だったっけ?船全体の質量の中心)の後に来るようにセッティングされている。
つまり、吹けば艇は風上に登り風を逃すセッティングだ。
反対だと、吹き上がれば風下に下りだして、ますます風の力を入れることに成る。ブローチングを意味する。
 
回避する方法。
CRが後ろ過ぎるので幾ら舵を切ってもどんどん上りだす。だからCRをを前に出す。
の為には、
例えばバックステーを緩めてベントを緩めてCRを前に戻す。
例えばジブをリーフしてCRを前に出す。
等など。
 
うちのクルーはスタティックリギンってのはスタティック(固定)なんだから生涯触らなくてもいいと思っている人が多い。
確かにレース中は なぶってはいけませんが、危機回避には是非頭に入れておいて欲しい。ヘッド、シュラウド、バックステーのワイヤーは実は大事な役目と微妙なコントロールが必要なのです。
 
簡単に書きましたし、オラ自身精巧な理論を知っているはずも無いし、経験もない(ちょっと有るんですが。ヘルムがきつくなってきた時、バックステーを引っ張ってやったらティラーの角度が劇的にニュートラルに成った事が、前の船で実証済み。本文と反対な事象ですが、海は生き物。その時時で対処法は変わるものです。たまたま当ったと思います。)。
 
皆様それぞれの経験から判断なさっているでしょうし、これからの安航の為の一つの例として知っていただければなと思い、青臭い話をあえて書きました。
 
アハハ
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
猫死我生。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
PS
オーナーから先日の写真を貰いました。
とりあえず久しぶりの生レイさんをUP!
ウッヒョ~~
(見たくないワイ!!!!!!!!!)アハハ
 
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まっタコイカ 冴えんオッサンだ事・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・