海猫さんのレスを見て思った。
切れるスキー。
普通にターンすると実はスキーは「ずれて」曲がるのです。行きたい方向へは行ける。
競技スキーではそれではいけません。障害(ポール)を潜りながら人より早くゴールしなくてはいけません。100分の1秒単位で。
でスキーを切らなくてはならなくなったのです。数十年前から。
オラもプロ時代(バイトでしたが、とりあえず滑って金を貰っていましたのでセミプロね)やってもやっても出来なかった滑りでした。
ひょんなことから弟に教わりました。実は簡単なコツなんですが、殆どのスキーヤーが知らない。
今はどんな人でも簡単に切れるスキーになっていますが、オラの時代は「男は黙ってメーター」
つまり滑れても滑れなくても男は2mのスキーを履くべきだ。との慣習が在りました。
実際今のオラのスキーは198cm。ゴンドラに並ぶと非常にこっ恥ずかしい。身の丈より長い板を持っている人は全く居ない。オールドファッションの典型だ。
一昨年船のオーナーに誘われて実は何年振りにスキーに行った。
元々スキーで痛めた膝が今では日常の仕事でも膝のサポーター無しでは水が溜まる様態に成っている。そこえ持ってきてスキーとわ・・・・・
滑っている間中感じていたが、「明日 働けるのかしゃん・・・・・・・・」
案の定その後一月仕事は膝で辛かった。
だけど、「昼頃にはかえろまい」と言っていたのだが、オラは切れる切れる。切れまくりで滑りを止められない。リフトで煙草吸っちゃぁ一気に切り降りて。その繰り返し。結局最終のリフトまで滑ってしまった。あんなファンな時間は暫く経験していない。
自転車とスキーは生涯忘れない。毎シーズン最初の一本で前より旨く滑れる。
「切り方」特別に今回だけ本来100万円の所 無料でお伝えします。不気味なネット販売です。
傾斜20度としましょう。結構な急斜面です。30度を超えると実は三角定規のようには見えなくて、上から見ると絶壁のようです。
デレンゲ (ゲレンデ)巾100mとします。大パラでスピード乗りまくりギュンギュン滑ります。時速50キロくらい出ます。
右からターンしましょうか。
左足のブーツセンターに全体重を掛けて下さい。数センチの誤差で。
何よりこれが一番大切。
さらにアンギュレーション。上体の捻り。肩巾は常にフォールラインに向いていなければいけません。それこそがターンのフィニシュへと導いてくれるのです。進行方向へ「正体」していてはいけないのです。
ここまでは普通の話し。その後は割愛します。
で、100万円のネタ。
この状況で普通に滑ると、ずれるんです。
ずれを無くす手。
巾100mとしましたよね。50mで反転するのです。ターンの半分の所で早くも体重移動するのです。逆に登っていく感じ。曲がるタイミングの半分の所でさっさと次のターンに入るのです。
すると、ショベル(スキーの先端の広い所)が雪面に引っ掛かって雪面に食い込むのです。
でスキーのサイドカーブ道理に気持ちよく曲がっていくのです。
あぁ 100万損した。言わなけりゃ良かった・・・・・・・・・・・・・・・・
前に解体のことを書きましたが、道具に仕事をさせるのです。自分がチカラを入れてはいけません。
スキーも同じ。板が滑っているのであって、御身が滑落している訳では在りません。ならば、板をどうやって旨く働かせるのか。それがテク。
仕事上でもよく感じます。いかに効率を上げるのか・・・・
世知辛い世の中。効率を上げる事こそが「銭」です。
猫死我生。