スティリーダンの「ガウチョ」と言うアルバム。
知らない人が殆どだと思いますが。古い話で申し訳ない。ミドルテンポの楽曲が多く、実に練習にはもってこい。
ここ数日ガッドと遊ばせて貰っていますが、クレジットを見ると他もそうそうたるメンバーだな。
ギターがラリーカールトンだったりして。
それにしても教わるわぁ・・・・・・・・・・
右足のベードラの1拍3拍タイミングといい、2拍4拍の左手のスネアのタイムといい。ホント良いお手本だわ。
今日も1時間ほど遊ばせて貰いました。
相変わらずオカズを入れるとメロメロなんですが。
多分まだ脳の神経回路が当時の感覚を蘇らせていないんだと思います。もう少し時間が掛かりそうです。シナプスが連結するまで。(何時やねん・・・・)
逆に、当時より冷静でゆっくりの為(50の手慰みの故)、細かな所で当時より進歩している部分も有ります。
昔良く若いミュージッシャンは現場のプロのところへ行って「遊ばせ」て貰った物なのです。
飛び込みで。又は紹介で。
「やらせてください!」と言って金が稼げるプロの世界で修行をしたものです。勿論ギャラは無いですけどね。
オラも伝を辿って何度かやらせてもらったものです。
世間に(音楽業界ね)に認められるとプロヘの道が出来ます。
最も、その方面はズーミー系(水商売)ですが。
それでも妻子養って食って行ける人が当時は居たんです。
所が名古屋にはレコード産業そのものが無く、何時かはアルバムのクレジットに・・・・・・・は先日書きましたけど。
大志を胸に。
で、27歳の時、その勢いで上京。太田ひろみのバックバンドのドラマーと知り合って。その伝も頼りに。結局物にはなりませんでしたがナも。
村上「ポンタ」修一とか、今は亡き日野元彦さんの所へなんか通った物です。カセット持っていって「聞いて下さい!!」てな調子。元彦さんは丁寧な対応で、「むむ、こやつ出来るな」て感じでしたけどね。弟(テルマサ)が現役で頑張っているのに、早死には残念です。
実はホントにのめり込んだのは元彦さんの六本木のライブの時でした。
見た目冴えないPとBとのトリオ。
所がどっこい。過去思いつく中で最高のライブでした。
なんて言うんだろう。表現の仕方が有りませんが、まさにステージから酷く冷たい何やら不明のスモーク状の物が地べたを這う様にゆっくりと降りてきて、(勿論実際にはスモークなんかありゃしません)客席に居たオラは足先にそれを触れた瞬間、背筋にゾゾ気を感じたのです。音楽であれほど強いインパクトを感じた事がありません。本物の音楽ってこのことなんだなと身に浸みました。
音楽の楽しみかたは人それぞれですが、「斬れる!」音楽がオラは好きでした。まさにその1回のステージに一生を掛けるような、こっちが切れちゃう様な音楽が好きでした。
客と演奏者とどっちが先に斬られるのかの真剣勝負。
懐かしいなぁ
今は何度も何度も只で教えてくれる(遊んでくれる)ガッドが居ます。有り難いものです。
猫死我生。