設備屋はまだいい。
応援に行けば今でも20Kだ25Kだの日当を貰える。
悲惨なのが大工と左官。最も伝統的な職人文化。建築の基本中の基本の職人のはずなのに。
例えば飛鳥時代には電気屋は居なかった。
大工と左官だけで1000年も残るような建築物を造ってきた。
水道屋は特別な技能集団として居たのかな。ローマの水道橋なんて今でも造れるかどうかの凄い技術だ。
でも、間違い無くローマにも電気屋は居なかった。
今の水道屋も当時の技術を伝承しているわけでは100%無い。全く別の仕事。
何故だかオラ達ばかりが値落ちが激しい。下手すりゃ日当10Kでっせ。まじで。勿論諸々経費ブチ込み。燃料、高速代、ボンド、釘・・・実質実入り7~8K円に成る。
コンビニのバイトのお兄ちゃんと変わりが無い。
辛い経験して培ってきた技術は何処へ???何の為・・・・・・・
大昔から伝わる建築技法。
オラは特に「つなぎ」が芸術的なほど素晴らしいと思う。大きな材木を繋ぐ方法。
四方アリとか、良く知りませんが、外見上物理的に不可能?なつなぎ方が山ほど有る。
大概は斜め45%から差し込む方法だけど。
繋いじゃったら外から見たら何をどうやっているのか、殆どの人が理解不能に成ると思う。
蟻つなぎや鎌つなぎ。今でも用いられている一般的な下地材の簡単な「つなぎ」でもオラは形は良く見て知っているが、実際やった事は無い。別々の材料にオンタとメンタに必ず分かれるから、オラが掘ったらきっとガバマンチョ(ウッへ~、ちょっと下品。お許しを)に成ってグラグラユルユルに成ると思う。
上手が造ればキムキムだけど入らないって事は無い最良の密着に出来る。
大工の世界では少々大きめの材を引っ叩いてはめ込んでやっと治まる事を少し「強い」という。少し強く別々の材木に細工するって言うのは、ヤッパ何度もやらないと実現不能。オラには到底出来ない。ヤッパ15のガキから親方にひっぱたかかれて修行してきたホンマもんの大工じゃなきゃ。
強弱の加減、コンマ5ミリの世界です。
で、やった事が無いオラはそういう仕事は断っております。つまり3寸(90ミリ)以上の材料を使う現場はオラには責任持てませんので。
しかも、オラは以前から言うように大工だとは名乗りません。大八と名乗ります。つまり大九(だいく)に一歩及ばないハンチクな奴って事です。
20年も前からはプレカットというCP制御のマシンで工場で造られて来て、建て前の日の現場の大工はプラモデルを作るようにマニュアルに沿って組み立てていくだけ。臍もつなぎもすでに全部完璧に出来ている。
普通は南を向いて建てられますので南西の角がイ通りの1番ね。ここから東へイロハ・・・・南から北に123・・・と柱が立つ。面白い事にこの番号を相撲みたいに「番ずけ」と言う。だから番ずけの番号通りに組み立てていけばいい。部材には全部印刷して有るし。これだったらさすがのオラにでも出来る。それでも建前の独特のノウハウは有りますけどね。
今40代位の大工までかなぁ・・・・
昔はこれを全部若いシが手で切ったり掘ったりしていたのです。「きざみ」と言います。
図面見て柱の寸法、さらに1寸ずつの臍の分をプラスして素材を切る。勿論上下のプラスした分は臍に成る訳です。それから両端に巾も深さも30ミリ(1寸ね。)臍を作るのです。
梁に開ける臍穴、さらにたらずまいの分を何処で繋ぐか。
人間でやろうとすると結構複雑でっせ。たまに梁の臍穴が3尺とか尺五寸間違っていたりして。アハハ。そりゃ一軒分となりゃ何百という穴を掘るわけで。シャー無いわね。ご愛嬌です。
でもこれは構造材での話し。
所がリフォームの現場では。
クロス・塗装の最終の仕上げまで全て理解して、その様に墨出ししてやって(最終的なその工事のプラン(意匠?)そのものなのですが)下地から構築していくのは結局大工。
これはこれで複雑です。
ちゃんとした会社の下請けなら正確な施工図面が有るわけで、その通りに施工すれば問題なく治まるはずで、収まらなかったとしても、こっちのミスじゃない限り文句言われる筋合いは有りません。
でも、圧倒的多数の業者は施工図なんて有りません。ここからこうして、こうして下さい。みたいな滅茶苦茶アバウト。そのくせ最後はこっちのクレームに成る。
だから、クレームになって金がもらえなく成らない様に最後の最後まで治まるように工夫するのはオラです。複雑なあっちとこっちの取り合いが1センチの単位ではないのです。1ミリです。3ミリ違えばクレームです。
最終仕上げの事を考えて、ホントにクソでもないようなソソくりまでやらされる。これって結構な手間で、まともに見積もればそれなりの金額に成るはず。でも、まぁ何とかしてよ の一言で込みに。
水道屋、ガス屋、電気屋、クロス屋、ペンキ屋、あらゆる連中が聞いてくる。「大工さん、ここはどうなるの?」
元請や施主との打ち合わせを、オラはしょせん下請けなのに結局全て理解しなくてはいけない。
元請の管理責任者常時居ればいいけど、今の日本でそんな悠長な現場は金輪際ない。朝一担当者がちょこっと顔を出して大工と打ち合わせをして、すぐに他所の現場に飛んで行く。酷い工務店だと何日も責任の有る担当者が顔をみせず、疑問が出来たらこっちから一々携帯電話で確認を取る始末。
現場管理料と携帯の経費ぐらい出せや!!!
民民事業仕分け。
オラはね、自民時代参院が捩れに成った時思った。以前にも書きましたが、これこそが民意を代表して戦う政治の場に成る。
正反合。弁証法です。
あらゆる民衆の思いが色々な形に成って醸成噴出して来る訳です。
その為には拮抗した複数の政党が必要に成る。だから2大政党状態は大賛成。
ただ、今の民主が余りにもド素人状態を露呈してきて批判の有るのも事実。オラは3年見守ると以前に書きましたのでその点は書きませんが、3年後また自民に成ったり民主に成ったりして戦う事は好ましい状況だと思う。
但し、国民がそれまで経済的にもっていればいいけど・・・・・
オラは多分破綻しているな・・・・・・・・
最終的には基本多数決ですが。(多数決が理論的に問題解決の最良のやり方とは思っていませんが、とりあえずこれ以上の「公平」なやり方が今の人類には現状無い。)
衆院では自民時代も民主時代も数を頼みの強行採決。これは政治「家」(オラが言う、利権まみれ金まみれの連中が・・・)の思いであって、本当に民意に沿っているのか?
そもそも、選挙で勝ったということはその人の政治哲学が民意によって肯定されたのだから、その人の成す政治は民意である。という大前提がオラ的には大疑問。
だから以前から言っているでしょ?インターネットや電話を使って、アテネの人々のように直接民主主義が出来る時代になったのだから、この方法を使わない手は無い。
アレだけ閉鎖的だった法曹界も裁判員制度を取り入れたのですから。
直接民主主義。是非やりましょうよ!!
自衛隊は暴力装置。仙石氏発言。
その通りじゃん。暴力の為の組織です。仙石さんナンも謝る必要ないし。
実際暴力行為ばかり練習しているのでしょ?
銃の練習、戦闘機の練習、戦車の練習。オラ達とは違った意味での航海術の練習。
全部暴力集団の為の行為じゃん。正に正真正銘の暴力装置じゃん。暴力団じゃん。
9条。
止めるか止めないのかそろそろハッキリしましょうよ。止めるんなら軍国主義に突き進むべきで、オラは反対しませんよ。50も過ぎてまさか赤紙も来ませんでしょうしね。
でもアンタのガキは戦場へ行きますよ。
オラは当然戦場というものを実際には知りません。映画や親父(海軍台湾航空隊の戦闘機整備兵ね。それでも実際に攻撃を受けて何度も防空壕へ逃げ惑ったそうな。)の話を聞き及ぶだけですが、それはそれは悲惨なものです。
ホントに人間の闘争心丸出し。人の負の部分です。
いや、違う。動物が闘争して捕食する根源的な部分。最も大事な基本的な部分。
地球には2種類の生物がいますが、何か(相手)を捕食しないと生きられないのが動物。土とおひさんだけで生きられるのが植物。
アメリカの何とかって言う学者が旨い事言って居ます。人の脳の深遠部。「我々がまだワニだった頃」の部分と。脳の奥ほど古い部分だそうで。そこを刺激されるとそれはそれは暴力個体に変身します。
でもそれが正常に38億年保たれてきた故に今の人類が生息しているのです。
暴力というのは動物の生存に欠かせない一番大切な本能なのです。
だけど、それでも
9条止めますか?貴方のガキが戦場で銃撃されたり、貴方の娘が目の前で爆撃でばらばらに成って吹き飛ぶ姿を見たいのなら、9条止めましょうよ。力で日本国の実力を世界に示しましょうよ。その力は日本には十分に有ると思いますよ。北なんかホントに1週間で殲滅するくらい。
猫死我生。