何の脈絡もなく思いついたんですよ。
 
サーキットではコーナー進入時はみんなキャンタマま縮み上る位思いっきりブレーキを我慢して、バッキュゥ~~ンとハードブレーキング。
 
天才的なブレーキングできる人何人もいます。歴史に名が残っています。
 
この例は天才関係ないですが、
もう限界だ!とフルブレーキを掛けると、なんのその愛の園(ギャグが古くてスマンです)。オラの傍らを涼しい顔で気持ちよ~くスイ~~っと通り過ぎる輩がいるのです。
何処をどう、何をどうやって辻褄合わせているのか、凡人の我々には勿論知るよすがもござんせんが、何かをどうにか、とにかく辻褄を合わせてコーナーを飛び出してくるのです。
 
昔、単身ヨーロッパへ出向いていったネモケンことGPライダー根元健一氏(ライダースクラブの編集長ね。)も盛んに著書の中で外人ライダーの事をいぶかしんでおりました。「お前ら、物理的に無理な世界の人間でしょう!」と彼は言っている様に思えた。
 
天才にしか出来ない事は天才に任せるとして。
 
まぁ、たまたまナントカ溢れず(道をはみ出さずに)にクリップに付けたとしましょう。下手糞成りにも99%の人はクリップに付けるのですから。
イメージ 1
 
 
何となく思い出したのです。
ブレーキ放してガス踏むまでに空走する時間が確かに有った。オラの場合完全に有った。1秒か1・5秒か2秒か・・・・その後踏めるだけ踏んでいくのですが。もう遅いんだよね。
 
ツーペダルで考えて下さい。レーシングカートも最近のレーサーも2ペダルが主流だと思いますので。右足がガスペダルで左足はブレーキペダルです。(最も、今の国産車はみな2ペダル。ブレーキを左足で踏むか踏まないかです。聞いた話ですが、アメリカの教習所では始めから左足ブレーキングを教えるそうですネ。オラも左足ブレーキング得意だよ~~ン。旨く徹底できれば踏み間違えたとか言ってタワケみたいにコンビニに激突していく馬鹿者が減ると思うのですが。余談)
 
つまり、どっちも踏んでいないバンザイな時間が有った。
 
昨日突然思いついた。
 
いっぱいいっぱいのブレーキングで何とかクリップに付いたはいいが、オットット状態でとても踏んでは行けない。ダサイレーサーはみんなそうだと思う。オラも含めて。
 
で、思いついた。
いっぱいいっぱいのクリップでケツがにじりだしている状態でも、ガスペダル全閉はイカンのじゃないか?少しでもいいから踏んでみたらどうなんだろう。勿論ドンとトラクション掛かるほど踏める訳はないのですが、せめて両足放しのバンザイはやめよう。ブレーキを放した瞬間に、ガスペダルに触ろう・・・・・程度はともかく、ブレーキ放した瞬間にはすでにガスを踏んでいる。勿論ジンワリと。開けるか開けないか位でもいいから、ほんの少しだけでもいいから踏む。ホントに触るだけでもいいから。ガスペダルに集中する。呼び水に成るだけでもいい。バンザイして1秒待っているよりはきっといい。
 
プロは当たり前にやっていることだと思うのですが、オラは今頃気が付いた。
 
そう言えばセナ足ってのが有りましたよね。クリップ付近でトラクションを短時間でコントロールして傍から聞くとパンパンパンパンパーと聞こえます。オラのカート仲間にもいましたよ。コーナリング中パンパンパンって言ってる奴。セナは1500馬力をパンパンでコントロール。オラ達のカートはたった40馬力でパンパンかい?意味あるの?
それがバカに出来なくてね。速かったです。その年のシリーズチャンピオンでした。30過ぎの男だったけど。素人が生意気にセナ足使うなんておこがましくてこっ恥ずかしいと思っていましたが、「人が何といわば言え」彼の行動とチャンピオンシップはオラは賞賛します。イヤナ男だったけどね。ハハ
 
つまりたった40馬力のカートでも(当時)1500馬力のF1でも外に放り出される直前の物理的な限界状態は何も変わらないわけで、その時バンザイして(両足放して)ステアリングで逃げているか、少しでもガスでコントロールするかの違いです。つまり、そんな中でも少しでも前へ進める事が出来るかどうかです。
 
オラの今の現場。バイクでも楽しめそうな5分くらいのワインディングが有るのです。そこで試してみた。乾燥重量1・7トン。そこに大工道具400キロ余りを乗せているオラのオメコちゃん。もちろんとても限界の世界を試せるはずは有りません。勿論50キロとかの常識的なスピードです。
 
でも感じた。
オラは今まで確かに空走距離が有った。2メートルか5メートルか。オットットの時間ちょっとでもいいからガス踏んでいくと、両足放しより幾らか安定しているように感じた。で、驚いたのが、バンザイしているよりも早く踏んで行ける様になった・・・・・様な気がする。
どうせ三分の一まで踏み込まないと社会の迷惑に成るのなら、(エコかなんか知りませんが、交通の流れを乱すノロノロ運転はいけません。間違った自己満足、社会の迷惑です。)
バンザイから三分の一踏み込むよりも、あらかじめ十分の一踏んだ状態から三分の一まで踏み込むほうがレスポンスがいい様な気がした。うんと速い様な気がした。エコでも有ると思った。
 
逆にクリップでどうにもこうにも待つしかない状態に成ったとしたら・・・・ブレーキングで突っ込みすぎなのです。これってサーキットでは単に「ヘタ」と言うのです。報道のアナウンサーが「凄いブレーキングだ!」って無知にも騒ぐものだから、深いブレーキングは「旨い」と大衆は勘違いしているのです。F1でもよく有るでしょ。ブレーキング間に合わなくなってヘロこいて相手を押し出しちゃう奴。あんなの只の芋野朗です。
 
最低クリップに居る時、少しでもガスをコントロール出来る状態じゃないと。
↑にとんでもないブレーキングの話をしましたが、天才のやる事と思って下さい。普通じゃない人の話ですから。無視です。
 
サーキットでは如何に踏んで行けるか?が勝負の分かれ目。人よりコンマ1秒でも早く、より沢山踏んだ奴が勝つのです。例えばF1の2時間のレースで、イメージですが1時間20分全開にしていけた人が優勝で、1時間19分58秒しか踏めなかった人が2位です。そんな感じだろうと思います。
 
いっくら頑張って走っても何でカート時代のあいつらのタイムに及ばないんだろうと、彼らの感覚を色々考えましたが、現役退いて12年。多分こんな感覚じゃなかったのかと今頃空想するオラでした。
 
 
現役復帰しようかしらん・・・・・
 
 
 
興味の無い話を長々ゴメンでした。
実はこれは自動車というもので世間を走り回る人の少しでも安全の為の話しでも有るのです。
カーブの中で前にも後ろにもトラクション(駆動力とでも言いますか)が掛かっていない自動車というものが如何に不安定なものであるか。
ややこしい事が無理な人は兎に角カーブの手前で止まっちゃうんじゃないかと錯覚するほどスピードを落とすべきです。貴方が考えている何倍も自分の自動車は質量が大きくて、遠心力は想像以上にでかいのです。いとも簡単に自分の力でコントロールする事が出来なく成るって事。肝に銘じるべきです。経験ある人いるでしょ?
ワケーシのとんでもないスピードでの事故の報道をよく見ますが、「とばしゃあ~しょうがないヤネ」と思っている皆様。60キロや50キロなんて問題外のスピードなのです。30キロでさえ貴方の愛車は条件によってはとんでもない氾濫を起こすのです。10メーター先に不意に出た来た幼児を避けるには何キロで走ればいいと思います?オラならクリープ状態でも当てちゃうかも。みんな過信し過ぎ。現実をしらなすぎ。ハンドルもアクセルもブレーキも操作が急過ぎ。反省して下さい。
後は運と縁の世界です。
みとうしの悪い交差点では止まれが有ろうが無かろうが、とにかく問答無用で止まる事です。
 
 
 
 
 
何かで貴方が車ごと飛び出した先に園児の通学の列が無い事を祈ります。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
うっひょ~~今日も超長くなりました。酔っ払って次々書き足すものだから論旨もままならなくタダタダ長くなりました。どうぞ読み飛ばし下さい。
それにしても嫌な事言うねぇ・・・・・・アハハ
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
猫死我生。