【釘調整】は違法行為 | 麗 蘭のブログ

麗 蘭のブログ

ブログの説明を入力します。



約20兆円産業といわれる遊技業界に2015年末に大きなニュースが報じられた。

警察庁が『釘曲げ』を施した遊技機の自主撤去を全国に通達したのである。


『本来、釘はさわってはいけない』のはご存じだろうか?

ホール側が意図的に玉が入りにくくすることなど『あってはいけない』の前に、そもそも『やってはいけない』のである。

遊技機には取扱説明書があり、その中に【諸元表】というものが記載されている。
パチンコの釘は盤面に対して何度、何時の方向へ釘がどのように打ち込まれているのかが、その諸元表に記されており、その釘の角度をいじることは立派な【違法行為】なのである。

風営法では『遊技機の性能に影響を及ぼす改造や変更を加えてはならない』としており、実は【釘調整】はこの法律に抵触する。

これは、部品等を入れ替える時に出すような申請をしたところで、そもそもが【違法】なので決して許可されない事項でもある。

『遊技機は納品されたままの状態で使用せねばならない』
が大原則であり、監督官庁である警察は何故か急にそこに踏み込んだ。

これまでは『見て見ぬふり』というか、パチンコ議連に所属する族議員のセンセイ方の働きかけもあり、各所轄署の判断で黙認してきたのだが、警察にとって『天下りの超お得意先』であるパチンコ業界に対して、締め付けとも取れる今回のような措置を突然"警察庁"が主導して行った理由はいったい何なのか。

2015年、警察庁は全国で現在設置中の遊技機をサンプリング調査した結果、1台も基準に合格しなかったと発表した。
これは、おおむね全てが違法状態であった、ということである。


パチンコホール側は今まで
『パチンコの玉が同じ釘に同じように当たり続けると、その玉の威力に負けて釘が曲がってしまう』
と言うのを立て付けの理由として、これを『諸元表通りの角度に直す』という大義名分で釘の調整をしてきたのだが…。

実際にはヘソ以外の一般入賞口や風車、大当りアタッカー、ミニデジスルーチャッカー、ワープ入口に至るまで『入りにくくする調整』をしてきた。
悪質なところでは『完全にツブす』ホールまで見受けられた。
全ては『台ベース』を下げ、利益率を上げる為である。
ぶっちゃけ、これがホール側の本音だ。

スロットをする方なら知っているかもしれないが、遊技機には『機械割』というものがあり、スロット機では設定1以下は存在しない。
しかし、パチンコでは釘調整次第で『設定1以下』の機械割、つまりそれ以上にホールが利益率を上げることが可能なのである。

これまでグレーゾーンとされてきた【釘調整】
所轄署との『馴れ合い』もあり、多少の問題は握りつぶしてきた警察とパチンコ業界の蜜月関係であるが、今回ばかりは警察庁は本気だったようだ。

かくして【釘調整】は、去る6月1日より取り締りの対象となり、12月に警察庁は当該遊技機の自主撤去を求める通達を出した。
その総数は全国で約300万台以上にものぼる。



ここで一つ疑問がわいてきた。

ホール側は既にパチンコの釘調整が違法行為であり、現在のホールの営業が違法状態であることを認識しているわけだ。

この時、何も知らなかった一般の客がこの事実を知り『被害届』を出し、更に民事訴訟で投じた金額と慰謝料を請求したらどうなるのか?

警察は被害届を受理するのだろうか?

ホール側が『違法状態を"認識"』しているのならば、少なくとも…

『当店は只今、違法状態にて営業中でございますが、ご了承の上ご遊技頂きますようお願い申し上げます』

と告知くらいはするべきではないだろうか。


2015122816140000.jpg