次の日、学校で零はずっとイライラしていた。夏休みずっと勉強しなきゃいけないのか。頭を抱える思いだった。そんなイライラをある男子生徒にぶづけてしまった。ひ弱そうな男子なので喧嘩にはならないだろうと思い悪戯をすることにした。その悪戯とは、恥ずかしい写真を撮影しようと考えていた。


今日の国語の授業は、先生がお休みのため自習だった。本来代わりの先生が監督をするのだが、零のクラスは優秀で、授業中にサボる人はいても騒ぐ生徒がいない。なので先生は誰もいなかった。


そして今は大チャンス!

零はニヤニヤしながらある男子生徒を見ていた。その男子生徒が自習のプリントを終わらせて、教卓に課題を置いた。席に戻ろうとした瞬間、零は彼のスボンと下着を一気に降ろした。

男子生徒はびっくりして、とっさに両手で股間を隠したが、零は手に持っていたカメラで写真を撮ったていた。


撮れた写真には、見事に彼の大事なところが映っていた。男子生徒の顔は真っ赤になり、周りからは笑い声が聞こえてきた。

放課後、屋上でみんなに写真を見せると零を含め6人が爆笑した。


「やば腹痛いあははは」

「零、まじで何してんだよ」


夏休みの課題をやらなきゃ行けないため、みんなと騒いでいたかったが、家に帰ることに。


次の日の朝、更に男子生徒への悪戯を始めた。今度は昨日の男子生徒の机の中に手紙を忍び込ませた。手紙には、放課後体育館裏に来てくださいという文章が書かれていた。

男子生徒は放課後、体育館裏に行き待っていた。すると、零がやってきて男子生徒に近づき、封筒を渡した。


男子生徒は、封筒を開けたとたん、すぐに悲鳴を上げた。なんと、彼の大事なものが映っていたからだ。写真に目をやられている瞬間、またズボンと下着が下ろされた。次々と写真が撮られていき、最終的には下着を履いているところも撮られた。


次の日の朝、廊下の掲示板に写真が張り出されていた。それは昨日零が撮ったものだった。そこには、男子生徒の恥ずかしい写真がびっしりと貼られているという。

零は満足した顔で教室に入り、自分の席に着いた。教室内は写真のことで持ち切りだった。笑い声が聞こえたり、ヤバくない?と心配する声も。


掲示板を見た雲雀が本人には聞けず、周りの生徒に誰の仕業か聞き出していた。

教室に顔を出した雲雀は零を呼び出し、腕を掴み、音楽準備室に足を運んだ。


雲雀はソファに座り、目の前に零を正座させた。


「零……これはどういうことか説明してくれるかな?」写真を見せられた。


「えっと……その……


零が言葉に詰まっていると、雲雀は


「わかった、何も言えないならお尻に聞くしかないかな」


雲雀はそう言うと零を膝の上へうつ伏せにしてスカートを捲り下着を下ろした。


「言えるまでお仕置だよ」


雲雀のお仕置はあいさつからと決めていたが、今回はそうもいかない。


「えっ!?」


次の瞬間、パァンという音が教室中に響き渡った。


「痛いっ!!」


零が悲鳴を上げると、雲雀は続けて何度もお尻を叩いた。その度に零は"ごめんなさい"と謝り続けた。しばらくして、雲雀は手を止めた。

そして、再びお説教が始まった。


「何でこんこんなことしたの?」

「それは……えっとー……


零が言いかけた時、雲雀が再び手を振り上げた。


「ちゃんと答えなさい」バシィバシィ

「あぁぁぁ!!」


再び叩かれてしまった。今度はさっきよりも強く、とても痛いものだった。

先生は何度も叩き続け、その度に零は悲鳴を上げた。しかし先生の手は容赦なく降ってきた。


結局、授業が始まる直前まで叩かれた後やっと解放された。その後の授業でもお尻の痛みのせいで集中できなかった。痛みがなくても集中力はないのだが



放課後雲雀に呼び出されて、音楽準備室で正座をし、またお説教が始まった。


「零、何か言うことあるよね?」

「うぅ……ごめんなさい……

「どうしてあんなことをしたの?」

「うーん……面白いからイライラしてたし

「それだけ?」

……うん……


雲雀はため息をついた。


「お仕置のあいさつして」

「まだ叩くのー?もうしないからー」

「あいさつをしてね」

「うぅぅ……お仕置お願いします


零を膝の上へうつ伏せにし

パシッ!パチン!という音が教室に響いた。何度もお尻を叩かれ続けた。朝と合わせたら500回は超えただろうか。


「ごめんなさいー許して」

「許すか許さないかは俺の役目じゃないよ」

「じゃぁもうやめてー」


雲雀の手が止まった。


「今日は終わり。明日また放課後ね」

「えっ?明日も?」

「当たり前だよ。全然反省してないでしょ」