レイノー病の治る・良くなるの違い | レイノー病を治す(ETS手術)

レイノー病の治る・良くなるの違い

レイノー病が治る
レイノー病が良くなる

非常に似ていますが、意味が全く違います。

レイノー病が治るとはズバリ完治するという事です。
普通の気温では痙攣を起こす事はない状態。
普通の人間と同等のレベルまで回復した状態をいいます。

レイノー病が良くなるとは、完治はしていなくて
前の状態よりは改善されている中途半端な状態です。
この状態は、不安定でいつ悪化してもおかしくありません。



レイノー病を治すにはどうしたらいいのか?
星状神経節ブロック治療に接点を当てて説明します。

星状神経節ブロックをうつと交感神経が遮断されて
副交感神経が優位に立ち、血管が拡張します。
血流量は増加して、血行障害が改善します。

この過程で、末梢血管の側副血管が派生します。
これを短期間で繰り返せば、どんどん側副血管が派生して
血流が改善していきます。
+10良くなる→-5悪くなる→+10良くなる→-5悪くなる…

計算すると、+10-5+10-5+10-5=+15…
となります。
状態が元の悪い状態に落ちる前に次のブロックをうつので
どんどん良くなりプラスになっていきます。
+100ポイントまでいけば完治と仮定するならば
繰り返せば、最終的に治る可能性が出てきます。
一歩進んで半歩戻る治療。


しかし、期間が空いた場合はどうでしょうか?
スタートは一緒で、末梢血管の側副血管が派生します。
その後、だいぶ期間を空けた事により
前に派生した側副血管は消し飛んでいます。
元の状態に戻ってるので、また最初からになります。

これでは、いつまで経っても状態が一定のレベルにいきません。
+10良くなる→-10悪くなる→+10良くなる→-10悪くなる…

計算すると、+10-10+10-10+10-10=0
となり、無限ループですよね。
状態が元に戻るまで悪化してから、次のブロックをうつので
良くはなっても結局は治りません。
一歩進んで一歩戻る治療。


つまりは、レイノー病星状神経節ブロックを短期間でうって
完全に治してしまわないと意味がありません。
良くなるでは、意味がないのですよ。

中途半端に改善したからといって油断していたら
手の血管が収縮を起こした時に、派生した血管が消し飛んで
簡単に悪化します。

良くなるの究極系が治るという事ですが
悪くなる < 変わらない < 良くなる <<<<< 治る
というぐらいの壁があり、そこを突破しないとダメなんです。

そうしないと一生治りません。
治さないと治療が永久に続きます。
良くなったから治るかもしれないという希望的観測は
現実的ではなく、なかなか起こり得ないのです。


昔と比べると、だいぶ良くなったんだけど…
まだ、全然調子が良くないという人が多いと思います。
その場合は、治療方法や治療頻度に問題があり
無意味な通院を繰り返しているだけなのかもしれません。


治療するのであれば、目的とゴールが明確でなければいけない。
星状神経節ブロックを行なうのであれば
目的は側副血管の派生と体質改善により
痙攣の起きにくい体をつくり血流障害を治療する事です。
レイノー病が治ればゴールで、治療が終了します。
↑参考 名医の条件

星状神経節ブロックは、いつか効かなくなります。
↑参考 神経ブロックはなぜ効かなくなるのか?

そうなる前に、できれば100回以内でカタをつけるべきです。
それ以上は、効果が落ちてきて
治療の効率も悪くなります。
そうなると最終手段としてETS手術などを考えないといけません。


長年、レイノー病で苦しんでる方は
一度、真剣に自分の治療を振り返り
自分が何をしていて、何を目的としているのか
そしてゴールはあるのか?
を考えてみて下さい。

治療頻度に修正を加えるだけで、
効果が現れるかもしれませんし、
全く、別の治療方法を試す事も視野にいれるべきです。

参考
レイノー症候群とは
レイノー病の投薬治療
医者の生活指導に疑問
レイノー病に治療方法はないのか?
レイノー病の原因不明には2種類ある
胸腔鏡下胸部交感神経節切除術(ETS)
神経ブロックとは