韓国ミュージカル「韓服を着た男」
2025年12月2日~2026年3月8日
EMKミュージカルカンパニーの10作目となる創作ミュージカル『韓服を着た男』
一冊の小説から始まった物語が、一つの舞台として完成するまで
時間の上に刻まれた創作の記録、その最初の旅路を公開
『韓服を着た男』𝐏𝐑𝐎𝐃𝐔𝐂𝐓𝐈𝐎𝐍 𝐌𝐀𝐊𝐈𝐍𝐆 𝐩𝐚𝐫𝐭.𝟏
和訳
オープニング
ミュージカル『韓服を着た男』プロダクションメイキング PART 1
原作小説作家|イ・サンフン
原作者として、私の作品にこのように命を吹き込むと言えばいいでしょうか? 音楽が入って、ミュージカルの台本を見た時に、「私の作品に、このように新しく命を吹き込んで、誕生するんだな」と、このように苦労なさっている方々に、とてもありがたいと思っていますね。
作曲・音楽監督|イ・ソンジュン
その小説が私にとってあまりにもリアルだったので、その考証を追いかけ、そして歴史を追いかけることに、非常に重点を置きました。そのため、韓国の音楽を分析し、『どのようにこのような過程があったのだろうか』ということを、本当にたくさん勉強することになったのですが、韓国の優れたポップス、そして韓国の優れた民謡、こういうものが共に調和して、「祝祭のような音楽」だと考えていただけると良いと思います。
総括プロデューサー|オム・ホンヒョン
我が社が、ヨーロッパ風のミュージカルを主に創作ミュージカルとして作ってきたのですが、朝朝鮮に関する大韓民国の創作ミュージカルをどう作るべきか? いつか一度、この題材で一度扱いたいという考えをいつも持っていて、「韓服を着た男」という小説の推奨を受け、『これだ』『朝鮮と、イタリアと、現代史と、ミュージカルを一つに盛り込むことができるだろう』と。我が社がいつも得意としていたヨーロッパミュージカルのミザンセーヌ(舞台演出)をはっきりとに見せることができ、ストーリーテリングしたことをそのまま見せることができ、また第1幕は、既存の説話に土台にしたチャン・ヨンシルと世宗の物語。第2幕は、私たちの幻想で、イタリアで繰り広げられるたチャン・ヨンシルの物語です。第1幕と第2幕が全く異なります。
映像デザイナー|ソン・スンギュ
その設定が本当に面白かったんですよ。『このような想像もできる』と、このようなことが大きく感じられ、そうであるならば私たちが舞台化させる「韓服を着た男性」は、そのどんな想像もすべて成し遂げられるように開かれているという部分が、私にとって最も重点であり、また面白さだと思います。従来のプロジェクション方法ではLED方式が多く使用されていますが、他の公演に比べてより多くの物量をLEDで使用することになります。映像で具現できる部分を、イタリアであったり、現在の韓国、過去の朝鮮、そのような表現が、単に絵としてのみ表現するのではなく、舞台セットと共に観客がその空間にいる俳優たちを見ることができるようにするため、動きやセットとの調和といったところに気を配っています。
舞台デザイナー|ソ・スクジン
小説原作を見ると、時代的に少し流れ、現代が所々で入り込む方向ではありますが、その過程で壁面の構成について有機的に変化させられるよう努めました。朝鮮の特徴としては、ヨンシルの夢を広げてあげることができた王がおり、その空間は屋根のある温かい家庭のような感じでした。そのため宮殿建築やその他諸々を非常に現代的に、作品の情緒に合わせて再解釈し、有機的な場面転換が可能なるようにして、使用しました。朝鮮という場所はヨンシルにとって「家」のような場所であり、ヨーロッパへ移る過程で、広大なヨーロッパという広大な地で、彼らだけの「家」を築いていくイメージを舞台化する作業を行いました。「プロセニアム・アーチ」という劇場独自の大門を作るのに非常に長い時間を要しました。あまりにも多くの物語が込められており、「ヨンシルの夢」といったものをすべて表現するために、非常に長い間悩みましたが、作家が伝えたかったのは、過去にもいたヨンシル、現在にもいるヨンシル、未来にもいる私たちのヨンシルの姿を描き出したいと気づきました。その姿と情緒を少しでも表現したかったのです。結局は「私たち皆がヨンシルになれる」という物語を盛り込みたかったのです。
照明デザイナー|ク・ユンヨン
朝鮮では実は舞台もそうですし、映像もそうですし、私たちが約束したのは、できれば『ホワイトに近い水墨画の形を作ってみよう』ということであり、今はそうしようと努力しているところです。例えば、温かい感じですが、ホワイトアンバー、ホワイトブルー、ホワイトピンクというように、色味があまり入っていない光で、朝鮮の形を作ろうとしています。イタリアに移ってからは、朝鮮と相反する色味を非常に多く使用しようとしています。セットも、衣装も、イエロー、グリーン、レッドのような、とても原色的な色味を多く使うつもりです。なので、衣装とセットと共に、さらに映像と共に、どのように作られるか期待しています。チャン・ヨンシルは、限りなくホワイトに近い人だと、我々は思っています。なぜなら、非常にクリエイティブな人じゃないですか。この人(ヨンシル)には、どんな色を塗っても、すべてがその人(ヨンシル)のような気がします。なので、朝鮮の時は、一際ホワイトから始めるつもりです。そして、イタリアへ移ってからは、非常に原色的なものにもうまく同化し、うまく染み込むような人として表現するために、色味を多く使うのですが、後で、ほぼ最後になると、実は朝鮮をすごく恋しがる人じゃないですか。そうしながら、彼の色味がだんだんと薄くなり、以前の朝鮮の姿のようにホワイトへだんだんと変わっていく、そのようなコンセプトで持って行こうとしています。
衣装デザイナー|オ・ユギョン
私が悩み、研究しながら抱く考えは、服飾の形態が重要なのではなく、公演が持っている「韓服に対する美しさ」、そしてヨンシルの目に映ったその「イタリアの真新しさ」が、我々の公演で見せられたらと思い、その部分を最も核心的なポイントとして、我々は作業をいたしました。私にとって、実は最も大きかったインスピレーションは、韓国の美しさと、ヨーロッパが持っている美しい建築様式をたくさん悩んで研究し、そこからインスピレーションをたくさん受けました。柱、瓦、その建築様式たちから感じられる、その固有の感じを少しインスピレーションを受け、服として再解釈してみました。照明テストもたくさん行いましたし、生地テストも本当にたくさんしたのですが、今まで見せてこなかった韓服を見せよう、そしてその韓服を着た時のヨンシルが、どれほどそのキャラクターになじむかを一度解釈してみようというのが、実は演出と私にとってとても重要だった部分なので、やはり「ヨンシルの韓服」が我々にとっては最も重要だった宿題だったように思います。
エンディング
原作小説作家|イ・サンフン
東洋の科学者チャン・ヨンシルと、西洋の科学者レオナルド・ダ・ヴィンチ、東洋と西洋の二人の天才の出会い。ここに、私たちの音楽がいろいろと入れば、K-ミュージカルに何か新しいジャンルを開くのではないか。本当に作業は難しいでしょう。難しい点が多いにもかかわらず、私は必ず成功すると信じています。
総括プロデューサー|オム・ホンヒョン
チャン・ヨンシルの物語、そして世宗大王の物語。本当にチャン・ヨンシルがダ・ヴィンチに会ったのだろうか。この疑問は、観客の皆さんが直接ご覧になって、真実が何なのかを把握していただき、ぜひたくさんお越しになって応援していただきたい。これが本当に韓国のミュージカルだということを、私は証明してみせます。ぜひ(ご自分の)目で確認してください。
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韓国ミュージカル「韓服を着た男」
2025年12月2日~2026年3月8日
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