【毒親は、「私は全て正しい」ということを前提として考えている。】

そのため、
「私は正しい、だから、不満を解消し現状を良くするためには【「他者」が変わらなくてはならない】」となるのだ。
(この「他者」というのは勿論、子どもも含む)

つまり、
自分が毒親だと全く疑いもしない毒親の共通点は、「自分を」より良く向上させたり、「自分が」変わるという考えがそもそもなく、
「現状を良くするためには、子どもが変わらなければならない」という考えなのである。

だからあんなにも被害者面をする。

人には偉そうに責めるが、自分が責められたら被害者ぶり、
めちゃくちゃ言われたと言って泣いたり、不機嫌になったり、
周りに愚痴られ、子どもを悪者に仕立て上げたりする。

🌟自分が全て正しいという考えがあり、それを確認するためにも、
常に「間違っている他者」を必要とするのである。

一方、子どもの方は、
親からお前が変われお前が変われと、
たとえ直接的な言葉で言われなくても、
そういった要求されているのがわかるので、
まるで「自分が自分として生きているだけで罪のような感覚」になったり、
親の言うことを真に受けて自分を責めたり、
他の何者かにならなければならないような焦燥感が常にあったり、
とにかく心が落ち着かない感覚をもつのだ。

毒親だと気づいていない場合、子どもの方には
「親は全て正しい。だから【私が間違っている】」と見事に刷り込まれ、誤解し、それが当然だと思い込むのだ。
子どもの方は自分が変わらなければならないとなるので、
毒親の思い通りになっているのだ。

だから、自分ばかりを責めてきたそんな子ども側には一度こう考えてみてほしい。

「これは本当に自分のせいなんだろうか?」
「これはひょっとして、本当は親が間違っているのではないだろうか?」
「幼少期、本当に変わらないといけなかったのは親の方ではないだろうか」
「親の弱さ、親の問題を背負わされているのではないだろうか」