『デーヴ』
(1993年/アメリカ)
遥か昔にも見たことあったが、時を経て改めて見ても、やはり面白い。
アイバン・ライトマンがメガホンを取り、ケビン・クラインが主演する。他にもシガニー・ウィーバー、フランク・ランジェラ、ヴィング・レイムス、ベン・キングズレー、チャールズ・グローディン、ケビン・ダン、ローラ・リニーと知ってる顔が盛り沢山。本物の政治家、バラエティ番組司会者のコメディアン、メジャー俳優、メジャー監督なども本人役で登場し作品を盛り上げる。

  あらすじ(ネタバレ)

職業斡旋所を営むデーヴは、大統領にそっくりな見た目を活かし、営業の仕事でモノマネを披露していた。

それを見た大統領警護官は、彼を大統領の替え玉として雇う。

大統領は、支持者が集まるパーティーを途中で抜け出し、秘書とのセックスに興じるため、替え玉を雇わせていたのであった。

デーヴは替え玉の任を無事にやり遂げるが、本物の大統領がセックス中の脳卒中で意識不明となったため、引き続き大統領を演じる事になる。

気さくなデーヴに比べ、本物の大統領は善人とは言い難く、警護官は大統領に対し任務として以上の感情は無く、補佐官は権力を握る事に終始しており、ファーストレディーとの夫婦仲も冷めていた。

政治の駆け引きよりもみんなの幸せを第一に考えるデーヴは、補佐官らの思惑をよそに、自身の良心に従って行動する。

それにより国民は、"視察や訪問などの公務を明るく気さくにこなし孤児の為に資金繰りする大統領"を目の当たりにする。

大統領人気は上昇し、共に行動する補佐官や警護官らもデーヴを好きになる。

そんな中、思い通りにならぬデーヴを良く思わない首席補佐官は、大統領の不正を暴露してデーヴを葬ろうとする。

デーヴは大統領の罪を被るかたちとなり、会見の席で首席補佐官の不正も明るみにし、副大統領の潔白を国民にうったえた上で、副大統領に全てを託し、元の生活に帰っていくのであった。

 

✳︎良かった所✳︎

自分の正体が大統領夫人にバレたデーヴは「知らない人たちを救えた事は本物の大統領になれたみたいで楽しかった」と語る。夫人は「もし、もう一度大統領になれたら次は何をしたいか」と聞く。デーヴは考えてから「Lots of things.いっぱいある)」と答える。


いい答えですね。医療、介護、福祉、教育、社会体制、税制、政治構造など、色々良くしていけば、もっともっと沢山の人を笑顔に出来ますからね。


メイキング・シーンで、ホワイトハウスのセットをいちから作ってるのもスゴかった。