少し前にバターナッツ南瓜でジャムを作ったところから始まったような・・・。
そのジャムもまた作るので覚えてたらアップします。
ついつい、なうで済ませちゃうからブログがおろそかに
スコーンの特徴であるサイドの大きく裂けた割れ目をオオカミの口と言います。
これが出来たら大成功!
折角の久々アップなんで、この口が開くようコツも最後に載せてます。
思い当たる限り、ガッツリ書いたつもりです。一応。
大きく膨らんでパックリ開いたオオカミの口が作れますように
定番で作ってるスコーンは一切 お砂糖を加えません。
今回は甘酸っぱいフルーツの香りに合うようにと甘味を加えました。
このスコーンは甘みと香りもあるから、食べる際に私はジャム不要。
あればクロテッドクリーム、なければ生クリームでちょうど良い感じ。
画像はジャム添えちゃってるけどね
添えたジャムはすももの秋姫。
甘い品種のはずが、何故か内側がとっても酸っぱくてジャムに加工しました。
家人がスモモを一口でも食べるとお腹壊しちゃう体質だってのもあるんだけど。
加熱しちゃうと大丈夫らしいんで、酵素の関係なのかなぁ。
今回、スコーンの主役になった香りはNINA'Sのフレーバーティーです。
NINA'S(ニナス)は赤いパッケージが可愛いフランスの紅茶メーカー。
近所のスーパーで購入したティーバッグを使いました。
今回はこの在庫消費かなw
紅茶が大好きで毎日かなりの量を飲んでます。
でも、フレーバーティーがダメなんです。
NINA'Sの天然の香りなら・・・と思ったものの、やっぱりダメで。
ずっと残ってたのをふと思い立ってスコーンに入れてみたらOKでした
フレーバーティーのお好きな方は茶葉の倍量にしても良いかもしれません。
作る際はNINA'Sのティーバッグに拘らず、
ベリー系やレッド系のフルーツティーの茶葉で作ってみて下さいね。
他のフレーバーは試してないんで美味しいかどうかはわからないですが、
そのまま置き換えることは可能です。
材料 < 直径6cm丸型 5~6個分 >
小麦粉 200g
(薄力粉で可。あれば中力粉、もしくは強力粉と薄力粉を半々で。)
B.P 大匙1
塩 ひとつまみ
さとう 小匙2
茶葉 3g
(NINA'S 4レッドフルーツ ティーバッグ1袋)
バター 50g
練乳 大匙2
牛乳 45~65cc
作り方
1.茶葉は擂り鉢で細かくする。ミルにかける必要はない。
2.小麦粉から茶葉まで全部フープロに入れてざっと回して混ぜる。
3.冷蔵庫から(真夏は冷凍庫)出したてのバターを加えて
全体に混ざって黄色い粉のような感じになるまで回転。
4.練乳全量と牛乳は大匙1程度だけ加えて回転。
全体に混ざったら蓋の穴から牛乳を少量づつ流しては回転させる。
5.生地が細かい粒々状になりかけたら牛乳は残っていてもそこまで。
生地を取りだし、ざっとひとまめにしたら2~3cm厚さに伸ばす。
6.型抜きし、余った牛乳を表面に好みで塗る。(画像は塗ってません。)
生地抜きは一度目に3個程度、次に1~2個、残りで取れたら1個分。
一気に取ると生地が薄くなるのでオオカミの口(サイドの割れ目)が
開かないので注意。
7.ガスオーブンで200度13~15分。
狼の口のコツ!
室温が40度近いような場所で作る時は粉も冷やしておくと良いです。
バターは必ず柔らかくなっていないものを使うこと。
柔らかいバターだとケンタッキーのビスケットみたいな感じになります。
B.Pは多く入れるほどしっかり膨らみますが、苦みが出ます。
膨らんでも後味が苦いと意味ないですからね。
この量が限界かな~。
水分量は粉の吸湿具合(銘柄やその日の天候・気温によっても左右される)で
変わってきます。
一気に全量入れると失敗のもと。少しづつ少しづつ入れていきます。
フープロ内でひとまとまりになると入れ過ぎです。
粉が見えなくなって全体が挽き肉のような粒々した状態になればOK。
そこでフープロからすぐに出してください。
取り台、調理台、まな板。
生地を伸してまとめるところは各家庭それぞれだと思いますが、
いずれも暖まってないことが重要。
一番良いのはマーブル台。
あれは重いんで、わざわざ引張りだすのが面倒で・・・
うちでは滅多に使いません。
パストリーゼした調理台の上か木のまな板の上が多いです。
もし、生地を置く場所が冷たくない場合はバットに氷水を入れたものや
ケーキなんか買ったらついてくるような保冷剤数個を置いておきます。
これはパイやタルト、クッキーなんかを作る時にも使う技。
生地がだれにくくなって、やるのとやらないのとでは大違いです。
実はうちの調理台、ビルトイン食洗機の真上。
食洗機使用中は分厚い木のまな板を使っていても厚み関係なく、
この場所を使うだけで熱気が漂ってます。
使用中と重なったら保冷剤で冷やしておくのは必須。
スコーン生地程度なら冷やす範囲も狭いし、放置しとくだけですからね。
ここまで来たら生地もやっぱり冷やしたいところですが、
だれてなかったらすぐ型抜きに入ってしまって大丈夫です。
もちろん真夏はだれるんで冷蔵必須(もしくは冷凍庫)。
今の季節なら生地を見て判断してください。 ←これ大事!
どうしても見極められない場合は念のために冷やすと良いでしょう。
ひとまとめにした生地は決して捏ねないこと。
捏ねると小麦粉のグルテンが出てしまって狼の口どころか、
膨らみも悪く、サクッとした生地になりません。
型抜き後の生地は寄せ集め、これまた捏ねないように。
ひとつに重ねて伸ばすなどして利用します。
生地をまとめた後、伸す前に生地を半分に折る、
または半分に切って重ねるなどパイ生地に似た作り方もあります。
開いた狼の口を見るには、これが一番確実な作り方でしょうね。
生地を伸ばすのは麺棒でも手で叩く方法でもどちらでも。
画像は手で叩いて作ったものです。
スコーンは気軽に作りたいから、極力手間は省きたいという性分なんで。
型抜きはコップなんかで抜いてもOKですが
(私の場合、コップやマグカップでも狼の口が開いてるので・・・)
やはりスパッと抜けるものの方が狼の口は開きやすいようです。
切り口がベチャッと潰れちゃうと膨らまないですからね。
最近は丸型やセルクル型なんかも100円ショップにあるので購入もお勧め。
型抜きした生地はすぐに天板へ。
生地は何度もいじらないこと。生地が傷む原因です。
天板にはベーキングシートなんかを敷いて使用します。
オーブンは機種によって温度も時間も違ってきますが、余熱はどれも必須。
どのお菓子作りにも共通することですが、
最近のオーブンに多いボタン一つでお菓子は何でもお任せ!みたいな機能だけは
間違っても使わないように。
それと最後にもうひとつ。
スコーンが美味しくないと感じたら、粉や塩・砂糖の種類を変えてみることも
お勧めします。
今回はフレーバーティーの香りが強いスコーンですが、
何も加えないシンプルなものほど粉の風味がストレートに出ます。
ハルユタカを使用したスコーンはやっぱり美味しいですよ~。
塩や砂糖も重要な要素なので、美味しいものをお持ちの方は是非使ってみて下さい。