『千歳くんはラムネ瓶のなか (7) 』 裕夢 | 固ゆで卵で行こう!

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〈チラムネ〉第7巻。

 

あの夏が終わり穏やかな9月が始まる。

 

藤志高祭に向けてチーム千歳も動き出します。

 

その眩しいほどの青春模様にクラクラ。

 

そこに新キャラの紅葉が登場。

 

千歳たちの応援団の一員となった彼女。

 

その無邪気な笑顔には誰もが優しくなってしまう、そんな可愛い後輩の登場。

 

でも、でも、

 

なんだろこの違和感。

 

不穏な空気を感じつつ読む進めると、違った意味でクラクラする展開が待っており、思わず背筋が寒くなるほどの怖さを感じます。

 

誰よりも覚悟をもった彼女によって、穏やかな季節は一瞬で過ぎ去っていくのでしょうか。

 

これまでのこと、そして、あの夏の思い出があったからこそ、ヒロインたちの想いは、優しくもどこか脆く、危うい関係性を築いていたのかも。

 

そんな中での悠月の覚醒シーンは熱く震えるものがあり、誰もが優しく自分を抑えていた想いの殻を打ち破った先に見える未来は果たして・・・。

 

 
 

※AKUSHUさんで購入したら、Lpaとコラボのショップカードがついてきました。