『チェット、大丈夫か? (名犬チェットと探偵バーニー2)』 スペンサー・クイン | 固ゆで卵で行こう!

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スペンサー・クイン 古草 秀子

東京創元社 2011-10-28
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ミックス犬のチェットと探偵のバーニーのもとにアデリーナ・ボルゲーゼという伯爵夫人から愛犬でドッグショーのチャンピオン犬のボディガードの依頼が舞い込む。

魅力的な依頼に喜ぶバーニーだったが、チェットのミスによって依頼は取り消されるはめに。

だがその直後に伯爵夫人とその愛犬が何者かに連れ去られてしまい・・・。




『ぼくの名はチェット』(過去記事はこちら )に続くシリーズ二作目です。


今回は思いがけず舞い込んできた美味しい依頼をチェットのミスで取り逃してしまうところから始まります。

しかしそのチェットを叱りつけないで、なぜその依頼を逃したのか訊ねられたバーニーがチェットのミスの事を言わないあたりに相棒であるチェットへの愛情が強く感じれますね~。


さて、ドッグショーのチャンピオン犬のボディガードを依頼してきたその人が愛犬と共に何者かに連れ去れてしまったことから、バーニーは自らその行方を捜そうと伯爵夫人の夫であるボルゲーゼ伯爵の元を訪れます。

そして手掛かりを追うバーニーとチェットの身にも危険が迫り、また、バーニーの恋人である新聞記者のスージーの行方も分からなくなります。


それらの様子は前作同様、犬のチェットの視点で語られていくのですが、相変わらずチェット自身が目移りしたり、同じような失敗を繰り返したり、相棒のバーニーに伝えたくとも伝えれないもどかしさを感じながらも、賢くもありながら抜けている部分もそれらすべてを含めて愛おしく思える、犬好きさんなら文句なく楽しめるミステリです。


まぁ、ミステリと言っても途中で事件のだいたいの筋書きは読者には分かってしまうのですが、それを問題にするのではなく、犬のチェットの愛らしさと、相棒のバーニーとの信頼と愛情の深さを純粋に楽しみたいシリーズじゃないでしょうか。


それにしてもラストで少し語られるチェットの事・・・。

あぁ、チェット、大丈夫か?!

不安と心配を感じながらも、早く続きが読みたいところです。




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