電車に乗れば、頻繁に耳にする人身事故発生のアナウンス。

「~駅で人身事故が発生したため~線は、~駅と~駅の間で~」

 

面識のない人を思いやれるほど、私は人間ができていない。

急用を抱えていたら、「どうしてこんな時に」といらだつだろう。

 

ただ、幸いにも私は、急用を抱えて電車に乗る機会が、非常に少ない。

だから、いらだつこともない。

アナウンスを聞くと「そうか」と思う。

 

性別や年齢、状況が説明されるわけではないから、

それ以上の想像に及ぶこともない。

 

具体的な人物像は浮かばないから、変に感情移入しないですむ。

 

亡くなった方、死ぬほどつらかったんだな。

痛みは感じずに逝けたんだろうか。怖さを上回る絶望があったんだろう。

 

死ぬのは回避できなかったのか。できなかったから飛び込んだんだろ。

自殺を責められるのか?殉職のようなものじゃないか。

 

人のことより、自分のことしっかりやれよ。できてないだろう!

 

結局、人のことを想ってる気になっている自分に、反省を求めることになる。

人の心配してるときは、自分のことがしっかりできていない時。なんて聞いたこともある。

 

これから、急ぎの仕事を抱えて電車に乗ることが増えるだろうか。

増えなきゃ家族守れないぞ!

 

あと1つ、守りたいことがある。

急いでいる時に、電車の人身事故に遭遇して、いらついたとしても、

いらつきを口に出す人間にはならない。これは守りたい。