ベトナムの旅 平成30年 NO.1

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残念だ。また、失敗した。今、ベトナムにいる。ホテルの部屋が寒い。バスタブの湯を張りながら、つれあいに部屋の温度を上げるように頼んだ。「23度にしたでぇー。」と言う。「何度やったん?」「20度。」(なんでやねん、どうりで寒いはずや)風呂から上がり、26.5度にする。これ以上は上がらない。
さ、寒い。

 

暑いであろうベトナムに行くので、夏服しか持って来ていない。念のため持って来た薄手のはおり物が離せない。靴下もくるぶしの上までの物を1足しか持って来ていない。外は雨期でムッとしているが、室内は寒い。

 


飛行機から見える川、池は全て濁っている。スコールのせいか。タクシーの窓に雨粒が付くと、右横を走っていたバイクが一斉に止まる。100台くらいだろうか。皆、おもむろにカッパを出し、着だす。そして、何事もなかったように走りだす。これがベトナムの日常なのだろう。

 

ホテルで朝食を摂る。日本人は皿の上のおかずを残さず食べる。そう、親にしつけられてきた。隣の中国人親子は目玉焼きを頼んでいた。ビュッフェの皿には、まだベーコン、野菜、手も付けていない煮卵があったが、父親は子供二人のその皿を下げさせた。これは中国人のエチケットなのか。客が食べきれないご馳走を皿に乗せてもてなし、食べ残すのがあたりまえ?ここはベトナム。ベトナムの文化はわからないが、日本人の私にはどうしてももったいないと申し訳ないとしか思えない。いくら、満腹でも。

 

昨日の夜行ったお店に今晩も食べに行きたいが、一品の量が多く、4,5人でシェア出来たらちょうどいいと思い、朝食を食べていた日本人に、今晩食べに行く所は決まっているかと声をかけた。ツァーで来ているので今晩は「マンドリン」に行くのだそうだ。どうも、このホテルに泊まっている日本人はそのツァーの人たちのようだ。あぁ、私はあのあまっずぱいスープが飲みたい。

 

インスタントフォーを食べ慣れているせいかホテルのフォーは高級感がある。表面が少しざらざらしている。スープとフォー、スダチ。それだけで十分おいしい。卵3つを使ったスクランブルエッグはどうやら忘れられているらしい。一つをキャンセルし、つれあいのを一口もらう。バターがしっかり効いていておいしい。でも、一口でいい。シンプルなフォーで十分満足だ。スイカのジュースもシュウマイもアナゴの燻製もおいしかった。むせるくらい香辛料が効いた野菜もなかなか日本で食べる機会はない。テーブルの脚も斬新で素敵だ。

 

水着を持って来たが、プールは6階の外にあった。29階の部屋から見下ろすと見えるのだ。いやいや、もう焼きたくない。今年(平成30年)の2月に行ったマチュピチュの首の日焼けが取れないのだ。とんでもない。

 

今日の予定は、ベンタイン市場で干しエビを買って14時からホテルのスパ。13:15に行き、どうも風呂に入るらしい。スーパーでエースコックのインスタントフォーを買い込み18時にまた昨日の店に行くのだ。道路がすいていたら15分ほどらしいが、昨日は35分もかかった。すさまじい。車とバイクのクラクションとせめぎあいの中、ぐったりとレストランに着いた。2年前に来た時に次回はクラムウイズティムが食べたいと書いていたのにすっかり下調べをするのを忘れ、
・海老の甘酸っぱいスープ
・ロット(コショウ科の植物)の葉の牛肉ミンチ巻き
・カニのタマドリン炒め
・海鮮チャーハン

を頼んだ。「甘酸っぱいスープ」とだけ覚えていたのだ。どれも美味しかった。給仕の女の子に「あなたは何が好き?」と聞くと「鳥の生姜煮」と答えたので想像はできたが、せっかく聞いたので(ここが日本人、いや私の弱いところ)注文した。想像通りの味で(性格に言うと、想像以上にショウガが多く、さらに千切りが上に乗っていた)特におすすめはしない。「カニのタマドリン炒め」は、よくテレビで観ていた、脱皮したばかりのカニの殻ごといただく、ソフトシェルだ。美味しかった。せっかく脱皮し、これからという時に捕まり、日本人の私の胃袋におさまった。生きるって残酷だ。カニさんありがとう。カニといえば小さいころに食べた、ワタリガニが懐かしい。ズワイガニや毛ガニ、タラバガニも美味しいが、あの懐かしいカニが恋しい。恋しくなるとは私も年を重ねたのだ。きっと。

 

「だいぶ日差しが強くなってきたな。はよ、市場に行った方がええな。」と、つれあい。「ちょっと待ってな。今、便がゆっくり動いてる。」「ええよ。」

 

こんな会話ができるのは彼くらいだ。口の周りにケチャップが付いていようと、腕からシャツがにゅっと出ていようと、ひざ下ストッキングが足首まで落ちていようが、ゲップやおならをしようが全く平気だ。ときめきはないが、なくてはならない存在だ。ただ今、朝の9:10。さぁ、トイレにも行ったし、「行こか!」

 

ホテルの部屋についていたドラゴンフルーツ