平成29年2月9,10日の休み

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本命チョコ

世界中の美味しいチョコレートが集まるこの時期は、本当にウキウキする。2月の10日頃までなら朝一番に行けば、ゆっくり見られるし、試食もできる。お気に入りのメーカーのチョコレートはこの時期にデパートに集結する。わざわざ店に行かなくていい。「マツコの知らない世界」に出ていた楠田恵理子のファッションにも感動した。本当にチョコレートが好きなんだな、と思わせるチョイスだ。よくあんな素敵な洋服との出会いがあるもんだと感心した。

 

 

 神戸の北野ホテルに行ってきた。イグレッグベガの夕食付のプランが届いたのだ。北野ホテルの朝食はすばらしい。濃厚なジャムを堪能できる。パンはできるだけ少量で、ジャムを楽しむのがコツだ。この朝食をまじめに食べると、午後の4時まで何も食べられなくなる。なんだか混雑しているホテル内はデザートが3択で、1080円プラスで、デザートバイキングがあった。山口浩シェフもテレビの撮影に応じていたようだ(私は見ていない)。ジャムの量も朝食の出し方も去年より合理的になっていた。いや、進化していた。ジャムの量は小皿でちょうど二人分。ここで遠慮をして少しだけ大きくちぎったパンに乗せてはいけない。小皿の半分をしっかりスプーンですくい、小指の先ほどにちぎったパンに乗っけるのだ。そして、指にしたたり落ちるジャムのその流れをテーブルに落とす前に口に入れる。もちろん、指まで。そして、指も一緒にしゃぶる。舌の上でその珍しい組み合わせをじっくり堪能する。いつもはクスクスだが、その日はタピオカだった。そのプチプチ感が口の中でおいしさを全開する。いやいや、書いていて口の中が潤う。

 

 

 朝は六甲山に行った。寒さで右ひざの痛みが出、タクシーで六甲ケーブルまで行き、ケーブル、バスと乗り継いで「六甲オルゴールミュージアム」に行った。「神戸 べっぴんオルゴール」というイベントをしているのだ。10:05の演奏に間に合うように。10センチほどの新雪を普段履きの靴で踏みしめながら美しい雪景色の中を歩く。あぁ右ひざの痛みがなければ……。さすがに、雪降る六甲で10:05の開演は私たちだけで、オルゴールを覗き込むようにしてみることができた。台湾からの20人の団体さんもこの雪のおかげで、遅れているようだ。

 

 

 「べっぴんさん」は時間があれば観ている。主人公の実家はジェームス邸での撮影だった。ここは長女が結婚式を挙げたところだ。10万円安いからといって夏の仏滅に挙げたのだ。播磨灘を見下ろすチャペルで母は「叔母でございます。」とシャーシャーと言ってのけた(いや、違うやん。祖母でしょ)。主人公のすみれの長女がしばらく通った幼稚園は岩屋にある石油会社の所有する(今はどこの所有かわからないが)異人館である。私は小さいころから御影に住む叔母のところへ母とよく行き、夏休み、年末年始、春休みと長期滞在をした。その小さい私は、靴をそろえ、窓から見えるこの景色と風景を楽しみにしていた。広く、キラキラ輝く海の景色より、一瞬しか見えない、その異人館を見たかった。そこに大きな妄想を抱いていた。どんな人が住んでいるのだろう。ここに住む人はきっと裾がふんわりしたドレスを着ているに違いない……。その後、私は山陽電車で大学に通い、この異人館に一度行きたいと思っていた。だから卒業時のポートレートの撮影場所は無理を言ってここにしてもらった。所有者を調べ、アポイントを取り、事情を説明して写真館の人にも来てもらった。館内にも入れてもらい、長年の憧れの場所に行くことができた。その異国情緒ただよう屋敷の庭で憧れの異人館をバックに22歳の私は今も微笑んでいる(はずだ。ながいことアルバムは開けていない)。

 

 

 男性の誘いはよっぽどのことがない限り断らない。特に美味しいものを食べに行くことに関しては。「蕎麦ならはいる。あそこに行こか。」三宮の「水野」のことだ。ここで一食抜くと、スマートになれ、食べるとビヤ樽のまんまだ。意志の弱い私は、水野で温かい蕎麦を楽しんでしまった。昨日から食べ通しである。夕べもフレンチなのに、次に出てくる料理はどんな工夫を凝らしてくれているのかな、などと乙女チックに思う間もなく、デザートバイキングを3皿平らげてしまった。「ダーイエットは明日から」なんてことは微塵もなく、今もお腹がすく瞬間さえない。こりゃあだめだ。

 

 

 1時にデートは終了、解散した。私は、元町のなじみの店に久しぶりに行った。オーナーは私と同い年である。(ん、痩せている。)「どうしたん?病気?心労?やつれ?ダイエット?」矢継ぎ早に聞く私。どうやら、1年で炭水化物を抜いて10キロ減らしたそうな。体調はすこぶるいいという。うーん。この年で痩せると、顔、胸の貴重な肉も落ちるのだ。セルライトだらけの腹や腿やお尻はどうなるのだろうか。象さんか。などと思い描く。年を重ねるといずれ痩せる。このままでいいかも。いやいや、何を思うてんねん。違うやん、膝が痛いから体重減らすんやん。そうやった。そうやった。帰りの阪急電車でそんなことを考えていた。平和である。

 

 

 

 

 

平成29年2月9,10日の休み 米田 真澄