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こんにちは。

培養士の「みの」です♪♪

不妊治療病院で人工授精や体外受精を行う場合、精子を病院に提出しなければいけません。

病院内で採取(採精)して提出する場合と、自宅で採精して病院に持参する場合があります。

どちらにしても、より良い状態の精子を!と思いますよね。

病院内で採精する場合は直ぐに培養室届けられますが、自宅の場合は病院に行くまでに時間がかかったり、温度変化など心配なことが色々とあるかと思います

そこで今日は、自宅で採精した精子を病院に持参する時に気をつけたいポイントを紹介したいと思います

まず採精する場合は、局部や手を清潔な状態にしてマスターベーションにて射出してください。この時、コンドーム等は使用せず提出用の容器に直接射出するようにしましょう。

コンドームの中には殺精子剤が含まれている場合があります!

*持参する時のポイントは温度!!

ネットでの口コミ等をみていると、「室温で」とか「人肌で」とか書いてありますが、どちらが良いのでしょうか?

何となく、人肌37℃の方が体内に近いイメージで良さそうですが、実は室温(20℃~25℃ぐらい)が精子を持参する時にはちょうど良い温度だと思います。

もちろん、受精する時は女性の体内なので人肌温度の37℃で精子は活発に動くのですが、女性の体内に入るまでは力を温存しておきたいのです。37℃だと精子の代謝が活発になり、時間が経つほどに活性酸素が蓄積して、元気がなくなっていってしまいます。

実は精子は泳いでいない方が通常の状態。勢い良く泳いでるのは受精直前だけ、それまでじっくり力を蓄えておかないといけないんです。先んじては仕損じるんですよ。

ここでデータの紹介。

精液を37℃と室温(25℃±1℃)に置いた時、その後3時間、5時間、24時間後の運動性の変化とDNAの損傷率の変化を調べたデータがありました。これによると室温と比べて37℃では時間とともに運動率が有意に低下していき、DNAの損傷率も上昇していきました。

Preparation and incubation conditions affect the DNA integrityof ejaculated human spermatozoa. Asian Journal of Andrology (2010) 12: 753–759




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「人肌じゃなきゃ!!」と思ってブラジャーの中に入れたり色々と工夫をされている方もいらっしゃるかと思いますが、これからの季節室温の状態でOKだと思います。

(ただし、直射日光の当たり高温になった車の中や、クーラーの風が直撃するようなところは避けましょう。)

注意が必要なのは、寒い冬の季節です。精子は低温(特に15℃以下)ではコールドショックといってダメージを受けてしまいます。タオルに包むなどして、冷えすぎないように気をつけましょう。

*精子は光にも弱い。

精子は光、特に直射日光には弱いので、不透明な袋に入れるなどした容器を遮光する方がよいと思います。

その他、採精してから病院に持ち込む時間などの注意点が各病院であると思いますので、人工授精や体外受精で検体を持参する際はしっかりと確認しておくと良いと思います

今回の記事は、広島大学大学院生物圏科学研究
准教授 島田昌之 先生(()広島クライオプリザベーションサービス 代表取締役
)に監修して頂いております



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