ショボーン つまじきものは宮仕え ―

 

 最近、○○ハラとか○○ハラとかで、部下に気をつかうおじいちゃん 上司のニュースをよく聞きます。

 今回は本 『幕末の宮廷』(東洋文庫)からのお話です。

 

 さて、宮中には蔵人所という職場があり、ざっくり話すと鉛筆 マネージャー中のマネージャー、

筋肉 事務職中の事務職というほど重要な役所でした。

 ここのトップを蔵人頭(別当もありますが実質仕事しているのは)が2名任じられます。

 

 1家は弁官という、これも鉛筆 事務的なお公家さんが、もう1家は近衛の家から任じられますが、

 ところがナイフ 近衛は儀仗の家柄ですから、ガーン 煩雑な事務・マネージメントは苦手。

 だから、部下がこの近衛から蔵人頭なったものをみんなでイジメる。

 職務について聞いても「ニヤリ あなたは、お頭だから手前どもに御相談は入りませぬ、

万事御指図下さい」とはねつけられるとか。

 そのため、病気になったお公家さんもいたとか。

 

 だから蔵人頭になったお公家さんは、お弁当日本酒 酒食を詰所に持参し、部下に御馳走して機嫌をとったとか。

ただ、この職を何とか勤めると、優先的に「参議」に任じられ公卿入りです。

 キョロキョロ とはいえ、今も昔も…。

 

 

お願い 本日も最後までご覧いただきありがとうございました。