OK 渡る世間は金ばかり5 ―

 

 以前、お父さん 下級貴族(官人)の濱島清平が、赤ちゃん 2歳の息子を

5歳と偽り、本来はこの家は8歳で官位叙任なのに申請し

パー 断られた話をしました。

 

 彼はその理由を本 日記で「ムキー 貧乏人で賄賂を贈らなかったから」と書いていますが、

ほかにも、よく似たことを書いています。

 「生火官人(いけびのかんじん)は、コインたち 金子200両を差し出したため、

  一代限りの蔵人所衆に取り立てられた。

  もしコインたちコインたち 300両差し出したならば、その後も蔵人所衆に務められるよう

  取り計らう関白の沙汰があった」

 「まったく金次第であって、ショボーン まことに嘆かわしいことだ」

としめくくっています。

 

 生火官人とは、主殿寮生(ともりょう)の役所で儀礼の際に炎 松明を

扱うなどした官人です。

 従来は「従六位下」ですが、蔵人所衆に補されたことで従五位下」に

叙されています(五位クラスは、キラキラ 貴族です)。

 

 う~ん、200両。

 よく見る研究書では1両≒10万円とありますが、

 200両≒札束 2000万円ですか。

 郊外でまあいい家が買える額ですなあ。

 

 

本日も眠い話を最後までありがとうございました。

車 買い物へ行こうとしたらネコ 上から目線を感じましたびっくり