大王わさび農場:魏石鬼八面大王のレクイエム? | オヤジのおもちゃ箱

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行く川の流れは絶えずして、しかも元の水にあらず・・・・・・

 

穂高神社の次は大王わさび農場です。

上の画像は駐車場でのショット。

天気に恵まれ常念坊が青空に映えます。

わさび農場は人気スポットで

お盆休みは混雑して大渋滞になる事も。😲

 

 

園内の有名な水車小屋のエリア。

ここは黒沢監督の「夢」のロケ地です。

水草の‟ゆらめき”には癒されました。

でも撮影は案外難しい。📷

 

 

4月~9月は直射日光を避ける為

寒冷紗(かんれいしゃ)を被せています。

伊豆の山葵園と比較するとダントツに広い。

さすが山葵の生産量日本一の農場です。

 

 

広大な山葵園の水源は湧水。

農場は扇状地の最も標高の低い場所なので

一日に12万トンの水が湧き出ているそうです。

量が膨大過ぎて、ピンと来ないなぁ~😲

 

 

園内にはニジマスも。

綺麗な水を楽しんでいるように見える。😀

 

今でこそ山葵を栽培していますが

農場が出来る前は湿地帯で農地には不向き。

1915年から数十年かけて治水を行い

現在の農場を作り上げたそうです。

水害も減っているようですから

大変ご苦労されたのでしょうね。

 

 

「折角だから」と訪ねたわさび農場でしたが

上の岩屋を見た瞬間に風向きが変わります。

安曇野には魏石鬼八面大王の伝説があり

坂上田村麻呂に滅ぼされた地元の英雄です。

大王の死後、遺体はバラバラにされ

このわさび農場の岩屋周辺は

胴体が埋められた場所と伝わります。🤔

 

 

すぐ隣には‟大王の見晴台”がある。

非業の死を遂げた八面大王を鎮魂し

見晴らし台から守護神として

「この地を守り続けて欲しい。」という

人々の願いが込められているような。

これは典型的な御霊信仰ですね。

 

 

見晴台から望む常念坊。↑

前日、弘法山古墳から眺めた山容ですが

見晴らし台からも美しい姿が際立ちます。⛰️

 

 

八面大王を鎮魂する‟大王神社”。

わさび農場の創設者は大王に対して

並々ならぬ拘りを持っていました。

大昔、大洪水で多大な被害が出たのは

大王の祟りによるものと考えていたそうです。

 

 

神社境内に「大王神社由緒」という石碑が。

この碑文を読んで驚いた。

八面大王を滅ぼした相手の事を

「南方より侵攻し来たる大陸族」と書かれているのです。

この大陸族が田村丸を意味するのか?

オヤジの独断と偏見では

むしろ安曇氏と考えたくなります。

石に刻んで残すという事は

長きに渡って多くの人に読まれる訳で

表現は念入りに考えられている筈。

ちなみに農場の所在地は安曇野市穂高です。

 

 

更に昭和51年に今の上皇様が

神社内の茶室(↑)で御休息されました。

どうしてこの場所で?

前回の穂高神社の記事の中で

ワタツミと天皇家との関係を書きました。

ひょっとして上皇様のご訪問は

八面大王との和解ではないのか?🤔

生前退位等、上皇様は常に

「象徴天皇のあるべき姿」を考えてこられた。

わさび農場での御休息は

単にお休みになられただけではないと思う。

 

真偽の程は不明ですが・・・・・・🤔

 

 

常念の山頂から念仏が!(気のせい)😁

 

次の最終訪問地も八面大王ゆかりの地です。