佐紀盾列古墳群に属する中規模クラスの前方後円墳。
5世紀前半、古墳時代中期築造。
奈良市歌姫町、佐紀町にかけて所在します。
墳丘東側。
墳丘東側。
国指定史跡。
墳丘長105-108m。
後円部径65-70m、後円部高8.5-9m。
前方部幅52-55m、前方部高1.5-3.2m。
後円部に馬蹄形の周濠が巡り、前方部は途切れています。
数日に渡る降雨後のため水を湛えています。
1956年果樹園として開墾にあたり後円部調査。
盗掘された粘土槨が後円部中央東よりに検出。
1973年削平による開発計画があったものの地主が保存に同意。
1979年より発掘調査、環境整備事業実施。
古墳東側の外提内面を割り石積みし、標柱石と説明板を設置。
■史跡標
史跡 塩塚古墳
■説明板
墳丘南東側。
墳丘南側。
墳丘南西側。
墳丘南西側は、一部奈良時代に削平され建物敷地であったようです。
平城京に属する松林苑の一部であった可能性が指摘されます。
墳丘西側を南より北へ。
後円部西側墳裾付近。
墳丘北西側。
墳丘北側。
墳丘北西側付近。
墳丘北東側。
墳丘の東側は比較的形状や周濠部分が明確です。