京都 栂尾 高山寺[とがのお こうざんじ]

恋に疲れた 女が一人

大島紬に つづれの帯が 影を落とした 石畳

京都 栂尾 高山寺 

恋に疲れた 女が一人・・・・・

              ♪ デューク・エイセス 「女ひとり」
 

 

 

 

■茶山栂尾

 

宇治茶発祥地。

 

 

■清滝川

 

■白雲橋

 

 

 

 

■高山寺表参道

 

■周山街道

府道162号線。

 

 

 

■寺標

富岡鉄斎(1837-1924)筆。栂尾山高山寺。

 

■佛足石参道

 


 

■世界文化遺産碑

髙山寺。

 

■史跡碑

高山寺境内。

 

 

■拝観受付

 

 

 

■仁王門跡

大きな石灯籠の建つこの場所に、かつては大門がありました。


 

1227年(嘉禄3年)仁王門建立。
1881年(明治14年)類焼により焼失し以後再建はされていません。

 

■石燈籠(左)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

■石燈籠(右)

 

 

 

 

 

■水原秋櫻子句碑

ひぐらしや ここにいませり 茶の聖

 

17枚連なる正方形。実際に見ると、かなり大きな敷石!


シンプルながら印象に残る美しい意匠です。

 


 

 

ここまで歩いてきて、ん???

・・・何か違和感を感じてしまいました!

 

実は前回訪れた時の印象と、あまりに違うからです。

 

 

8年前はそう、もっと樹木が多く、鬱蒼としたとても薄暗い参道でした。

 

見る景色一面が苔に覆われ、驚くほどの巨木に囲まれ・・・・・

 

 

 

 

後からわかったことですが・・・

 

 

関西で猛威を振るった2018年(平成30年)9月の台風21号!

境内中央に竜巻状の突風が発生し、木々を薙ぎ倒していったとのこと。

 

直径4~5mもの倒木が金堂を直撃し半壊、開山堂や収蔵庫も損壊、なんと杉檜300本もの大被害を受ける凄まじさでした。

 

 

2020年(令和2年)金堂、開山堂、仏足石、石垣、表参道を復興。

 

鬱蒼とした森を思わせる栂尾の風情は今はありません・・・・

 

これから育まれる、また新たな景色を楽しみにしています。

 

 

 

 

 

 

 

 

この敷石、現代人の目にはモダンに映りますが、古くからのものなんですね。