春を見た ⑥ | まうら らに

まうら らに

雨の日 晴れの日

目の道の街路樹はいちょう。

桜が真盛りの頃、

街路樹はまだまだ冬の様相だった。

 

2日くらい前、

枝の先にかすかに緑の葉が見えた。

 

数日しか経たずして、

気が付けは枝は華やかに。

 

じっくりじっくりと

芽を育て

葉を広げる。

 

誰も見ていなくても。

静かに、静かに。

 

少しして、

周りはやっとその功績に気が付く。

 

それでも木は、

ただ静かに

上を向いて葉を広げている。

 

Rani