
スタチュー
須々木です。
いきなりですが問題です。
【問】 「自由の女神」は英語で何というでしょう?
自由の女神は、ご存じのとおり、ニューヨークにある非常にシンボリックなあれですね。
フランスからアメリカへの「祝!独立100周年」のプレゼントです。
で、「自由の女神」は英語で何というか?
答えは・・・
【答】 Statue of Liberty
「スタチュー・オブ・リバティー」って感じです。
Statueは「像」、Libertyは「自由」なので、直訳すれば「自由の像」。
実は「女神」に相当する単語は含んでいません。
ちなみに、正式名称は「Liberty Enlightening the World」(世界を照らす自由)です。
* * *
さて、前置きが長くなりましたが、半月ほど前に
を見てきたので、それに関連して書いておこうと思います。
↓第4回(2024年開催)に関する遊木のブログ記事
スタチューはもちろん「statue」(像)です。
ただし、このイベントのスタチューは「Living statue」(人間彫刻、彫刻芸)というパフォーマンスなので生きています。
いえ・・・設定的には“物”だったりしますが――。
とりあえず、いくつか画像を並べておきます。
メイン会場は日本大通り、一部、中華街(横濱媽祖廟)となっています。
以下の写真は今回“設置”されたスタチュー22体の一部です。
当たり前ですが、「パフォーマンス」なのでその場で見るのと比べると、写真では全然印象は変わってしまいますがしょうがない。
《赤い靴の女の子》
横浜のご当地スタチュー。
《狼執事》
狼男で、ある資産家の執事。でも正体はアンドロイドだったのではないか……とのこと。
サービス精神旺盛。
《少年と少女》
少年は後ろに花束を隠し持っています。でもなかなか渡せない。
《ドールDollothy》
背中でゼンマイが動いています。
《ペリー提督像》
昨年、初登場。ちなみに、1854年にこの近くでマシュー・ペリーは日米和親条約を締結しました。
《Stem Jumper》
スチームパンクの・・・アンドロイド? スチームが出ることも。
《招福》
めでたい大黒天。中華街会場(媽祖廟前)のスタチューの一つ。
《ミディアム・S・クラーク》
少年に大志を抱かせがちなクラーク博士。北海道からやってきました。
その場で見ると、彫像は彫像っぽく、人形は人形っぽく見えてくるので不思議なものです。
そして、時々動きます。
「ミュージアム」と言っても屋外パフォーマンス。
何をやっているのかまったく知らない一般の通行人が行きかっているので、びっくりする人が結構います。
あと、投げ銭で面白いことが起きたりします。
実は第1回も見ましたが、最近は見に行っていなかったので数年ぶりでした。
全体的にクオリティがすごくあがってきて、今後が楽しみです。
日本大通りなど特徴ある景観になかなかマッチしていて、今後も是非発展していってほしいです。
スタチューパフォーマンスならではの特殊な技能、魅力、世界観は、是非、現場で体感してほしいものです。
俗っぽい言い方をするなら、コスプレ、会いにいけるアイドル、Vtuber……みたいな21世紀の日本のサブカルチャーの要素も部分的に含みつつ、ネットでは伝わらないリアルさの価値を感じさせるパフォーマンスアートだと感じます。
世界観の要素はかなり強いので、場所とのマッチングは重要です。
その意味で、日本大通はかなりベストなチョイス。
中華街も面白い……けれど、スペース的に媽祖廟はギリギリって感じですね。
普通に何も知らない人が普通に行きかっている場所でやることの面白さはあるので、屋外ならどこでも良いわけではなく、場所のチョイスは結構難しそうです。
そのうち山下公園とかに広げるは、個人的に面白い気がします。
未来のバラ園とか、氷川丸のあたりとか、水の守護神(噴水)のあたりとか、インド水搭とかとあわせるのはちょっと見てみたいです。
そもそも山下公園はもとからいくつもモニュメントがあるので、それらとの相性の良さを感じます。
毎週末、あちこちで同時多発的に様々な催し物をしているエリアですが、「横浜スタチュー・ミュージアム」は規模のわりに存在感があって、偶然見た人の記憶にも残りやすい気がします。
じわじわと発展してしっかり定着してくれると良いです。
sho








