娘の決断 | 拒食症から過食症へ、摂食障害の娘とのthe奮闘記。

拒食症から過食症へ、摂食障害の娘とのthe奮闘記。

2015年4月に拒食症と診断され、2度入退院を繰り返しその後、過食症に。2016年12月にアメリカロサンゼルスにある摂食障害専門の居住プログラムに自ら行くことを決意。
アメリカと日本の摂食障害に対する治療法や意識の違いについて伝えていけたらと思います。


小中学校と普通の成績で内向的な性格だった娘。

ダイエットを始めて少しずつ自分に自信が持てるようになり、成績も拒食とともにうなぎのぼり。

毎晩何かに取り憑かれているかのように勉学に勤しみ、高校ではトップテンの座を射止めた。

拒食症を発症して2度の入退院を繰り返し、セラピストから散々、大学の単位が取れる難しいクラスをドロップして普通のクラスを取るように言われたけれど、聞く耳持たず毎晩遅くまで勉強の日々。

でも過食が始まり今まで築いてきたものが全て崩れてしまった。

学校にはどうしても行くことができない。

とうとう出席日数よりも欠席日数の方が多くなってしまった。

高校のカウンセラーと校長先生の話し合いで、インディペンデンススタディを勧められた。

週一で担当の先生に会い、課題や宿題を提出し、個々で卒業に必要な単位が取れるプログラム。

今までも何度かこのプログラムを勧められていたけど、頑なに拒否をしてきた娘。

それは、このプログラムで卒業する場合、娘の行きたい大学では認めらていないため、入学できない。

高校三年間、この大学に行くためだけに努力してきた事が水の泡になってしまう。

だけど実際、高校に行けないこの状況で、家族も友達もセラピストもいない環境で大学進学できる?

Dr. Lowryが言っているように、近所の短大に2年行って、それから4年生の大学に行く事だってできるんだよ〜。

今までがむしゃらに頑張ってきたんだから一休みしてみるのもいいんだよ〜。

人生楽しもうぜー❗️

それだけ伝えて後は娘に任せた。




その後のカウンセラーとの話し合いでインディペンデンススタディを選んだ娘。



その夜、歯磨きを一緒にしながら、

短大に行くって決めてなんかホッとした。

そう娘が言った。

やらなきゃいけない宿題や課題、行かないといけない高校、維持しなければならないトップテンというストレスから解放され、背負っていた大きな大きな荷物をやっと下ろせる事ができたんだ。

これからは自分のことをもっと労ってあげて、いろんな事楽しんで欲しいです。


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背伸びしてのゴハンタイム。