おりもの感謝祭 一宮七夕祭り


商店街を彩る大きな大きな吹き流し(七夕飾り)の中に、子どもたちの夢が書かれたお星さまがありました。




昨日、一宮で開催したコーチングスクール。みんなで『目標設定』の質問について考える時間がありました。


「〇〇になりたい」というのも目標設定。

子どもたちに、「どうしてそれになりたいの?」と、聴いてみたいと思いました。



ゴーストになりたい。

そっか、ゴーストになりたいんだ。どんなゴーストになりたいの?

う~ん・・・ヒューヒューって、ワープみたいに移動するヤツ。

ワープみたいに移動するんだ。すごいんだねえ。

うん。それでね、(ウラメシヤ~と幽霊みたいな身振りをして)ワッって突然出てくるの。

お~怖いんだねえ~。


どうしてゴーストになりたいの?

だって、すごいんだもん。


どんなところがすごいの?

ワープできたり-

ワープできるよね。他には?

空を飛べる。

空飛べるんだ^^ 


他には?どんなところがすごいのかな?

知らない間にいろいろやってくれるの。

知らない間にいろいろやってくれるんだ。

うん、教科書持ってきてくれたりとか。

教科書持ってきてくれるの!?

そう、忘れ物した時に。

そっか、やさしいゴーストだねえ^^


じゃあ、ヨシトくんがゴーストになったら、どんなことする?

さっちゃんを助けてあげる。

さっちゃんを助けてくれるんだ。


どんな時に?

忘れ物した時。

^^ それから?

いじめられている時。

そう。いじめられている時も助けてくれるの。

うん。・・・ゴーストだから強いんだ。

強いんだねえ。

うん、いつもはね、透明になってかくれていて、悪いヤツが来た時にやっつけてやるんだ。

そうか。さっちゃんを守ってくれるんだね^^



言葉って大切だけれど、言葉で全てを表現できる訳ではない。

それまでの経験と、一日に何万回も考えるという思考の中から、ポンと出てきた一つの言葉。


その言葉の奥に、どんな想いがあるのか。
もしかしたら、本人も気づいていないかもしれないその想いを引き出すのがコーチング。



コーチ(聴き手)は、クライアントの言葉を否定せずに受け止めます。


ウルトラマンになりたいという子が、

「ウルトラマンの赤いランプがピコーン、ピコーンとなるのがかっこいい」と言うのなら、

「あれは・・・ 」と“大人の頭”で思ったとしても、「ピコーン、ピコーンがかっこいいんだね」と受け止めます^^
「セミになりたい」というのなら、「セミになりたいんだね」と受け止めます^^


どんな想いでその言葉を発したのかは、聴いてみないと分からない。

わずかな言葉から判断しないで。

まずは、受け止めてから、もう少し耳を傾けて聴いてみて。


発した言葉のその奥にこそ、優しい想い、尊い想いが秘められていると思いますよ。