・・・・という前に、昨日家帰ってきてから雑用が多すぎてブログ書くまでに至らないものです。どーも。
 

さていざ始まったかと思いきや、あっという間に過ぎ去ったインターン。
 
最終日の朝は・・・・・・
 
あわや電車に乗り遅れそうになる
笑い泣き笑い泣き笑い泣き笑い泣き笑い泣き
 
小雨の中、ダッシュで階段を降りて登ったら丁度電車のドアが閉まりかけていたので慌ててボタンを押した(中の人も押してくれた)ものの無情にも閉まってしまった。すると・・・・
 
向こう側の車掌さんが手招き
 
またそこまで全力で走って無事に電車に乗ることができた。
 
ライフがイエローゾン
笑い泣き笑い泣き笑い泣き笑い泣き笑い泣き
太ももを殴り倒したい気持ちな
 
無事に電車に乗れてよかったぜ。


金曜日はメルカートの日。



事務所に着いたら既にみんな来ていた。さて昨日の作業の続きをと思っていたら
 
「ラーナ、インターンが今日で終わりだから締めの話をしよう。」
 
と代表に言われて別室で話すことになった。
 
「今日で200時間のインターンが終わりますがどうでしたか?」
 
私は、まずインターンの機会を与えてくださったことに改めてお礼を言い、そしてこの事務所の仕事環境の良さ、代表をはじめ秘書のEさん、美しいLさんの人柄の良さや頭の良さ、効率的に仕事を進めたりお互いを尊重し合って働いていることが本当に素晴らしいと伝えた。そしてこの人たちは信じられないぐらい「クソ」とか「アホ」とか
「アホボケカス死ね」

みたいなことを口に出したことは一回もなかった。ネガティブなことを言うにもいわゆる「ハイソ」な表現を使うので、その度に
 
 
「ほえー・・・・こんな表現になるのかぁ・・・・・
 
全然わかんねー!」
笑い泣き笑い泣き笑い泣き笑い泣き笑い泣き笑い泣き
イタリア語頑張れよ
 

という感じになった。そんな奇跡的な環境には今まで会った事もないし今後も会う気がしないと言った。
(おまいを取り巻く環境どうなってんだよ)
 
あなたたちは本当にエレガントな人たちだと。
 
そしてもちろんさせていただいた仕事の事から学ぶものが多かった。コースで習ったことが実際に目の前に現れてこういう風に現実では機能しているんだと実感できたことは大きかったと。
 
「それじゃあここでのインターンはラーナにとっては実り多いものになったっていうことだね?」
 
「はい、そうです。本当に皆さんのおかげです。感謝してもしきれません。本当にありがとうございました。」
 
「それは良かった。で、会計のコースは今まで君が受けた授業とこのインターンで終わりなの?」
 
「いや実はコースの締めのために残り4時間授業が残っているのですが、皆が同時にインターンを終えるわけではないのでそれがいつになるのか私も全くわからないんですよ。そして何をやるのかとかその後どうなるのかも全然わからないんです。」
 
 
「そうなんだ。」
 
 
「はい。」
 
 
「あーそうだ、あと僕になんか言いたいこととかあるかな?」
 
「もし可能であればなんですが、ここの職場は本当に理想の職場なのでできれば続けて働けたらもうそれは私的にベストなんですが・・・・。」
 
 
本当はこういうことはインターン中にいうのはコースから禁止されている。規定にも書かれているのだが、やはり聞かれた以上は言っておくべきだろうと思い話した。
 
「ラーナ!
 
働きたいと思っていたの?」
 


・・・・・・・・・
 
そこかよ
笑い泣き笑い泣き笑い泣き笑い泣き笑い泣き笑い泣き
 

どうやら私はただこのコースを終わらせるがためにインターンとやらをしないといけないからここに来ました的に代表は思っていたらしい。
 
「そうだったら・・・えーと、今日はねこれから来客があるから時間がないから来週にラーナにまた電話して話し合いする機会を作ろう!そうなれば君が会計コースでどんなことを学んだのか、大学での専攻の詳細や経営、会計系の授業はどんなものを履修していたのか、今の君がどれぐらい会計のスキルを持って僕たちの仕事に携われるか知りたいからね。」
 
実は少し説明しかけたのだが、あまりにも経済学というもの自体が広範囲すぎて、どこから説明していいやら、コースも会計のことばかりではなく
 
エンパワーメント
 
とかな、やったりしたから一度まとめないと話がごちゃごちゃになるのでね。
 
「非常に烏滸がましいのですが、長年主婦をやっていた私が奇跡的に理想的な職場環境に出会えて本当に嬉しんです。子供たちも大きくなってきましたし、いつまでも主人に依存するのも申し訳ないですし少しずつ自分の足で歩めるようになりたいんです。ここなら代表はもちろん、EさんもLさんも私のことをとてもよく理解してくれているので安心なんです。」
 
 
「うんうん。わかった。とりあえず僕は会計の専門的な知識がどこまであるのかが知りたいからそれを今度会った時に話そう。」
 
 
「はい、ちゃんと説明できるようにきちんとまとめてきます。」
 
 
という感じでひとまず来週も引き続き働くということは無くなった。
 
代表との面談が終わってしばらくするとEさんが私を自分のデスクに来るように言ったので行くと
 
 
「で、どうだった?あんた続いて働けるの?」
 
 
「うんとね、とりあえずはインターンは今日で終わりだから働くのは今日まで。でも『ここは理想の職場で私も自立してみたいので続けて働いてみたいです』と言ったら来週に面談しようという話になりました。」
 
 
「いいわ!とりあえずチャンスはあるのね。ラーナ、いい?兎にも角にも
 
 
イタリア語!
あなたイタリア語よ!
 
あとはエクセルね!」
 
「エクセルはね、多分大丈夫。無料の良い講座見つけたから早速みているんやけれど面白いからハマっちゃってさ、どんどん色々できるようになるから面白くてね、最初は代表が表をいじっているのが早すぎて全然わからなかったんやけれど、今は代表が何をいじっているのかが8割ぐらいわかるようになったよ。」
 
「すごいじゃない!じゃあエクセルは大丈夫ね。あとは
 
イタリア語!
とにかくイタリア語よラーナ!」
 
「でもさ、代表のイタリア語ってさほんま洗練されすぎていて一つ一つのイタリア語が上級単語なんよね、私なんか大体イタリア語聞くのってほらサッカーやったり、自転車やったり、アイスホッケーやろ?代表の使うようなイタリア語って聞かないのよ。エレガントすぎてわからへんねん。」
 
「確かにね、彼のイタリア語はとてもきれいな言葉遣いだからわからないでもないわ。でもラーナ、頑張ってイタリア語できるようになるのよ。この五週間で少しはできるようになっているからね。あと
 
チャンス掴みなさいよ!」
 
秘書のEさん、実はこの人こそ私のインターンのコーディネートをしてくれた張本人。連戦連敗の面談は全て男性ばかりとの話だったが、ここでの面接の時にはEさんがいてくれたお陰ですごく落ち着いたこともあり、色々話すことができたのだ。本当にEさんがいなかったら今もインターンを探していたかもしれない。この人には感謝してもしきれない。とびっきり深い愛情の持ち主だ。
 
こうしていつもと変わりないひたすらコンピューターと格闘する時間がどんどん過ぎ・・・・・・
 
退社の時間となった。
 
デスク周りをきれいに片付けて身支度をし終わったのでLさんのデスクに行って挨拶をしようとしたら、Lさんは突然立ち上がって
 
私に熱い抱擁を交わしてきた
デレデレデレデレデレデレデレデレデレデレデレデレデレデレ
 
美人に抱かれた私
デレデレデレデレデレデレデレデレデレデレデレデレデレデレ
サイコーかよ
デレデレデレデレデレデレデレデレデレデレデレデレデレデレデレデレ
 
「この五週間ありがとう。Lさんは頭が本当にいいし、きちんとしているから未来は明るいわ。たくさんの可能性があると思うから頑張ってね。」
 
と一応おばさんらしくお礼を言った。Lさんは嬉しそうだった。会計士の道を進むためにここでは欠かせないドイツ語も仕事の後に習いに行き、代表とマンツーマンで専門の勉強をする日々。とても31歳とは思えない聡明さ。花開く日も遠くないであろう。
 
そして最後に代表にインターン登録簿にサインをしてもらい、もう一度お礼を言ったのだが・・・・・・
 
緊張し過ぎて
ドイツ語になる
笑い泣き笑い泣き笑い泣き笑い泣き笑い泣き笑い泣き笑い泣き笑い泣き
しかもしょぼくてパニクル
昇天昇天昇天昇天昇天昇天昇天昇天
 
もういっそのこと膝からその場で崩れた方が良かったかもしれない。代表もいい加減私の語学のポンコツさは把握してくれているのでまあいいのだが、今後のことを考えるとやはりもう少しバシッと締まったイタリア語が話せないといけないなと痛切に感じた。
 
こうして駆け抜けた200時間、5週間のインターン生活は無事に終わった。去年の7月から成り行きで通い始めた会計コースも残すはいつあるのかわからないコースの締めの4時間を残すのみとなった。
 
インターンが終わったことをチューターさんとオヤジに連絡。
 
オヤジからはインターン登録簿を来週の月曜に事務所に持ってきてくれと連絡が来た。
 
とりあえず今はこの先はどうなるかわからないがオヤジからのなんかと代表との面談次第で、また今後が動いてきそうである。
 
まだまだ足を突っ込んでしまった会計コースは続くのである。
 
 


とりあえずボルザーノへ通う日々は終わりである。


この出汁とキクラゲの中華スープのお手軽さに助けられた。



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イタリア最北部ドイツ語圏の秘境、低地ドロミテの村を歩いて好き勝手にあれこれ書いたものを電子書籍として出版しました。