ノートSighひとつ車から降りて探す姿歩いて見つけて車を見失って自転車で二人乗りほっかむりが泥棒みたいと笑うからちょっとまねてもいちど笑った硬玉の火入れきらめき輝かせてあなたにあげる和顔の兄さん歌を歌って懐かしの声かと空に描いた抱き寄せた温もりはちいさな鼓動胸に響かし眠るようで辿る夢路の先まで駆けてる紅茶の国から宝物きらめく光と、胸に秘め傷痕とがめて痛めてるささいな仕草が幼さ残して広げたノート白紙の罫線に書き散らかしたわたしの心は何色か