以前、少しお話しましたが…
7月に膵臓がんの手術を受けて療養中の義母のこと
親戚関係の密な田舎で生まれ育ち、しっかり者でキレイ好き、みんなから頼りにされている義母
義母から見て、要領の悪い私はなんとも頼りない嫁だと思います
逆に私は、完璧主義な義母が結婚当初からちょっぴり苦手でした
でも、私が病気になってからは、少し関係の変化が・・・
遠方なのでお手伝いなどは遠慮しましたが、私の事をすごく心配してくれているのがわかります
治療に関する事で一切口出しする事もなく、ずっと優しく見守ってくれています
私も電話で色んな胸の内を話すようになり、時には長電話する事もありました
普段、チャキチャキ元気に話す義母
でも、手術して2ヶ月後の今は、電話では聞き取れないぐらいか細い声
『立ったり座ったりするのも息苦しくてしんどい…』
…と、ほとんど寝てばかりいるようです
お世話は義妹にお任せしています
嫁なのに何もしてあげられなくて申し訳ない…
73歳になって初めての大手術
身体のダメージに加えて、予後の悪い膵臓がんである事に悲観してかなりメンタルが
弱っているみたい・・・
手術前は、背中が痛いという自覚症状はあったにせよ、車を運転し、孫の世話をしたり、身内の世話をしたり…、我が家にもお米や自作の野菜など定期的に送ってくれたりと、あんなに元気だったのに…
少しずつでも回復を願っていますが、本人の生きる意欲がなくなるほど心が弱っているのが心配でたまりません
手術を経験している私としては
『お義母さん、時間はかかっても身体は回復するから!焦らず少しずつ少しずつね…』
と声をかけるので精一杯です…
今、アメブロの世界を賑わしているブロガーさん
末期ガンを完全放置するという選択
悲観的な言葉はなく、強気な言葉が並んでいるせいか、コメント欄でも賛否様々ですね
詐病を疑うコメントも・・・
正直、身内でも友人でもない第三者の私からは、賛同も否定もできません
自分の身体、最期を決めるのは自分だから
私は、こういう考え方の人もいるんだね…と複雑な気持ちになりながらも興味を持って拝読しています
でも、今、義母の様子を見て、このブロガーさんの持論に納得できる部分もあります
年齢やガンの部位、進行度など条件は誰もが異なるので全てがそうとはいえないけど、
元気だった人が、ガン宣告され、ガン治療を受ける事で真の病人になってしまう事
治療を受ければ受けるほど副作用や後遺症で苦しむことになる事
これはガン治療に伴う弊害だなと思います
義母はあの年齢で侵襲の大きい手術を受けたのは正しい選択だったのか…
でも、何としてでも生きて欲しいと思う家族は、医師が手術可能と判断したなら、それを勧めるしかありませんよね
このブロガーさんの場合、ご家族もご自身と同じ考えをお持ちのようですね
手術などの治療を受けて弱るのと、治療の影響はなしにガン症状だけで弱っていくのがどちらの選択が本人にとって少しでも良いQOLになるのか、身をもってブログで伝えてくれるのはありがたい事だなと思います
できれば、その強靭なメンタルがガンを蹴散らして奇跡を起こしてくれたら…と願うけど、難しいのかな
あくまでも私の勝手な考えです
聞いていただきありがとうございました!