↑の話の続き
義母
『あー美味しい!!
お昼抜きにしてきてよかった
いくらでも食べられるわ』
夫
『え?昼メシ抜いてきたの?!』
義母
『そうよ〜残飯だっていただけちゃう』
くっそ下品。
通夜振る舞いの席で
残り物にまで
手をつけようっていう神経...
キモ...
私
『もうお腹いっぱい...
あんまり食べる気にもなれないし
これ残すわ...』
それを聞きつけたクソ義母が
すっ飛んできました。
義母
『それちょうだい!!!
もったいないじゃない』
私
『えぇ、どうぞ...
食べかけでよろしければ...』
故人である私の祖父を
しのぼうとする気持ちが
1ミリも感じられない。
もはや怒る気力さえ
湧かず、完全に萎えました。
すると義母は、
サブバッグから何やら
ごそごそと取り出し始めました。
義母
『あったわ!これが役に立つの』
手にしたのは
なんと複数ののタッパー
夫
『待ってくれよ、まさか
持ち帰るのか?!』
義母
『そうよ〜!もったいないもの』
私
『え...食中毒にでもなったら
大変ですよ...箸つけてますし。』
義母
『大丈夫よ!こんな時のために
クーラーバッグも持ってきてあるの!
保冷剤も!!用意がいいでしょ』
用意がいいのは香典
だけにしておいてほしい。
自信満々にタッパーを広げ
親戚が座るテーブルを物色。
少しでもおかずが残っている
皿を見つけると
義母
『こちら、お食事はおしまいですか?』
と、聞き回る義母。
親戚たちは、目が点状態。
コソコソと、
『あの人誰??』
と噂されていることがわかります。
誰かが、私の義母と伝えると
ものすごくかわいそうな目で
見られました。
あー恥ずかしい!!
大体のテーブルを周り
残飯集めが終わったクソ義母。
満足そうに集まった
タッパーを眺めて
大事にクーラーバッグへ入れました。
義母
『これで、三日は持つわ』
誰かこのクソ義母の
暴走を止めて。
続く