らもきちのブログ

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秋田市の学習塾キャンパス21のらもきち塾長の毎日を綴っているページ…

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分かるまで、出来るまでどこまでもつきあいます!



  生徒想い、熱き情熱NO1を目指す塾


 


  キャンパス21


          akita campus 21


 2012年まで塾長ブログとして、教育&塾関連をメインに書いてきたブログですが、2021年…個人的な入院&手術を機に、その記録として残すために10年ぶりにアメブロを復活させました。健康診断、腫瘍マーカー高値でお悩みの方に少しでも…お役たち出来るようブログで発信していきます


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7月1日コロナPCR検査
 

PCR検査を受けるにあたっては、前日の食事等の制限は一切なし。
当日は(確か)1時間くらい前からは一切の飲食禁止。検査にあたっての指定はそれだけでしたので、
それまでの
★胃カメラ(上部内視鏡検査)
★大腸カメラ(下部内視鏡検査)
と比べれば、制限なんてないに等しいもの。検査時間に指定された場所に到着し、ぶっとい注射器のようなものを渡され、そこに唾液を入れるように指示されました。その日はめちゃくちゃ暑く、検査もマックス気温が上がる13時でしたので、

唾液出るかな~

と少し心配もありましたが、実際にやってみると2分程度で終了。同じ日に検査をした人の中ではダントツ一番乗りで必要量の唾液を溜めて、容器を提出して終了でした。

7月6日入院当日準備編


入院前に貰ったしおりを参考に準備しました。病衣やタオルは有料で借りられるようでした(金額は失念しましたが確か500円とか、1000円とかだったような…)が、仮に1日1,000円でも1週間なら7,000円。もし開腹手術になって2週間とかになったら14,000円…

ムダだ(-_-;)

そう思ったので下着、パジャマ、タオルやテイッシュ等も全て準備して病院に向かいました。ちなみに、私が入院する為に準備したのが、

□下着
□パジャマとしてハーフパンツとTシャツ(7月上旬でしたが今年の夏はかなり暑かったので)
□サンダル
□ハンガー2本
□タオル小3枚、中1枚(私は普段からバスタオルは使わない)
□旅行用のお風呂セット、歯磨きセット、
□プラスチックのコップ(歯磨き兼飲み物用)
□BOXテイッシュ1箱
□アルコール除菌ウエットテイッシュ
□ビニール袋4枚程度(洗濯もの用/ゴミ用)
□マスク


この辺が一般的なものかと思います。特に各ベッドにゴミ箱が無かったので(コロナだから?)大きめのビニールを持参していたのは良かったと思いました。
そしてもう1つ。注意した方が良いと思ったのは着替えのシャツです。いくら腹腔鏡手術とはいえ、やはり術後は痛みがありました。私も「一応手術するから着替えやすい方が良いか?」と思って大きめのTシャツを持っていきましたが、手術翌日に着替えるときはまぁまぁ痛かったので「前を開けられるボタンやジップアップのシャツ」を用意しておくと、翌日の着替えは楽だろうなと思いました。続いて、しおり的な物にはなかったけど持って行ったのが、

□延長コード
※携帯、iPad、ノートPCの充電を常時行う為。これは絶対に必須です。超大活躍でした。
□ipad
※恐らく手術当日、翌日は身動きが出来ないであろうことから、久しぶりにAmazonプライムで「24」を見る為に持参。
□S字フック
※こちらも身動きが出来ない時にゴミや身近に置いておきたいものをひっかけておくために持参。
□ノートPC
※仕事&ブログ用
□充電器(コンセント接続の携帯用、iPad用)
□Bluetoothイヤホン
□本2冊


以上です。これらを小さいキャリーに入れ、入院したのでした。

結果的に、病院の有料アメニティは不要。テイッシュや除菌ウエット、歯ブラシ等のアメニティを一通り揃えても2000円で十分お釣りが来ました。使わなかったものはそのまま自宅で使えますし、大した荷物になるものでもないので。
ちなみに私が入院した部屋は4人部屋でしたが、二人は有料アメニティを利用していました。

前回から大分時間が空いてしまいました。


このままだと仕事の多忙化に伴い、ブログが中途半端になってしまうかもしれないと感じているので、少し角度を変えた書き方にしていきたいと思います。


6月23日…

手術の打ち合わせと言うことで病院を訪れたのですが、その日の受診で分かったこと、聞いたことは


①外科の担当医の先生から全身麻酔は問題ないというお墨付き(?)を頂いたこと
②7月6日(火)に入院→7日手術→週明け(12日か13日)だと理想的だということ
③手術前に義務でPCR検査を受けること
④手術は腹腔鏡手術で進める予定だということ


主にはこのようなものでした。
この日のお話でも、

 

「MRI等見ても、やはり悪性かどうかは手術しないと分からない。」

 

ということでしたが、前回同様悪性じゃない可能性があるというのは自分にとって本当に大きな希望でした。
そして、担当医との話の後は、「入院担当センター」のような場所に行き、入院までに準備するものが書かれた手引きのようなモノを貰って早々に帰宅しました。

ちなみに…
この日の話で正式に入院日、手術日が決まったので数名の方には自身の状況をお話しました。私自身は「出来るだけ不要な心配を招きたくない」というのが有りましたので、家族以外では、
◆手術が開腹となり、入院期間が伸びてしまった場合に子どもの習い事で迷惑をかける可能性があったご夫婦
◆会社のスタッフ

に(話の詳細度合いは違いますが)話しました。
ただ、話をした理由は「自分の状況を分かって欲しい」という思いではなく、「迷惑をかけてしまう可能性がある方、スタッフには話をしておくのが筋」というのが一番でした。特に、子どものことです。そもそも平日の帰宅は日付けを跨ぐため、4人の子どもの育児だけでなく、習い事の送迎等は妻の負担が相当大きいのですが、私が入院となると唯一負担軽減を出来ていた日曜日も全て妻の負担となってしまう…。そうなると、彼女の心身の負担も大きくなってしまい、それは結果的に子どもたちにも影響を及ぼすかもしれない…

そういう事情もあって、普段から超お世話になっているパパ友にはある程度状況もお伝えし、心強い言葉も頂いていました。

そして、もう一人…
話は前後してしまいますが、癌かもしれない。それを実の家族にも妻にも言えない、言いたくない…そんな苦しかった時期に相談した人が一人だけいました。

私にとっては唯一と言える上司、先輩であり、その方がいなければ私はこの業界にこんなにのめり込むことも無かったでしょう。確実に。そんな先輩ですが、家族が医療従事者であり、ご自身も色々な病気も経験しているので腫瘍マーカーの数値等を話すと深刻な状況である可能性を察知して、でも変に気遣って優しい言葉を選ぶでもなく、こんな一言を言ってくれました。

○○(←私の名前)…

人はいつか死ぬよ?

必ずね?

私はその言葉でかなり、かなり精神的に楽になりました。勿論、日に日に大きくなる不安が消えたわけでは有りません。私は豆腐メンタルですから。でも…人はいつか死ぬ。それが1年先か、5年先か、10年先か…じゃあ、自分自身あと50年も生きることを望むのかと言われたら、それを望んでもいない。
その言葉を聞いてから、比較的メンタル的な余裕を持つことが出来ていました。

が、先述の通り、諸々の検査を経て、当初よりはかなり自分の中では希望の光をもって手術に向かえる状況になっていたのです。
 

前のブログの続きです。
内科の先生とのお話は終了し、その足で外科の先生の元へ向かいました。
外科病棟に到着し、診察までの間は妻と今後のことを色々話していました。程なくして診察室に呼ばれ、後に執刀して頂く外科のドクターと初めて対面しましたが、思っていたよりも若く、とても優しそうな先生でした。
診察室に入ると、外科のドクターがそれまでの経緯を踏まえ、自身の見解を丁寧に説明してくれました。

✓気になるのは腫瘍マーカーだが、それが全てではない
✓胃カメラ、大腸カメラ結果は大丈夫そう
✓CT、MRI、超音波の結果、胆のうに腫瘤があるのは確定


メインはそんな感じでしたが、私は思い切って聞きました。
「先生、ぶっちゃけ悪性の可能性ってどのくらいですか?」
すると、先生は
「内科の先生は結構その可能性を疑ってますが、私は半々かなって思ってますよ。」
というお話でした。
が、やはり腫瘍マーカーの数値は気になるというお話ですし、私自身も変に期待してしまうとその後の落ち込みも激しくなると思い、あくまで冷静に、期待し過ぎないように努めました。
その後は、いずれにせよ胆のう摘出は確定なので、
✓全身麻酔を受ける為の検査
✓手術日の相談

をして、その日は終了となりました。結果的に、この日に確定したのは、1週間後に手術の正式な打ち合わせをするということでしたが、確実に言えるのは…

 

通院前後で状況が大きく変わった

 

ということです。「悪性でしょう」という状況から、外科のドクターに至っては「半々と思ってます」という話になったわけですから当たり前です。但し、しつこいですが期待しすぎてはいけない…これも強く思いながら、病院を後にしたのでした。

追記①
入院中に書き溜めたブログ用ストックが無くなった為、今までより更新ペースが落ちます。詳細のメモは全て記録していますので、気長に書いていきます。

追記②
実は…先月の今日が入院した日でした。ちょうど1ヶ月が経過しましたが、当たり前のように毎朝息子の朝練の相手をしたり、子どもたちの前で授業をしたり…不思議な感じです。わずか1ヶ月でで、こんなに変わるのか?そう思わずにいられません。ちなみに、手術の痛みも完全になくなりました。変わったのは、腹部に本当にちっちゃな傷があるということだけです。
 


ここまでの状況を簡単に整理すると、


①健康診断の腫瘍マーカーCA19-9で高値(基準値37以内のところ約240)
②紹介状を貰って総合病院で検査(血液、エコー、MRI、造影CT、上部内視鏡)
③この時点で、内科の先生からは「恐らく胆のうの腫瘍で悪性でしょう」というお話。加えて、この時点で胆のう摘出の手術は確定。それを踏まえて、
④下部内視鏡検査実施

 

という流れでした。
そして、この日は大腸内視鏡の結果を踏まえ、手術についての話をすることになっていました。前回の内科の先生とのお話で「次回は妻も同席で」となっていたので、彼女も初めてドクターと直接お話する機会となりました。

この日の受診に向け、私は冷静に、漏れが無いようにドクターに質問できるように事前にメモをしていました。
✓入院中には子どもに会えるのか?
✓7月4日は子どもの誕生日なので、手術はその後でも良いのか?
✓入院中、PCを使った仕事は出来るのか?ネットは使えるのか?
✓ステージはどのくらいなのか?早期に入るのか?
✓がんの診断書はどのタイミングで書いて貰えるのか?
✓入院となるとさすがに塾生にも保護者さんにも何も言わずとはいかないのが、出来るだけ心配をかけないで、かつ入院が不自然でない入院理由は何か?


この時点では悪性(胆のうがん)という前提で全て考えていたので、上記のようなことが頭にありました。
が…この日のドクターとのお話では状況が大きく変わりました。

✓内視鏡の結果、胃と大腸には悪性の所見はない。
✓胆のう腺筋症で、悪性じゃない可能性もある
✓だが、腫瘍マーカーの数値がわずか1週間で100上がっていることを考えるとやはり悪性の可能性はある
✓胆のうがんの場合、肝臓への浸潤が有れば合併切除という話になるので、診断をつける為に手術すべき
✓よって、この後そのまま消化器外科の先生と相談するように


主にはこういう内容でした。
この時…私の中には「悪性じゃない可能性がある」というのが大きな…それはそれは大きな希望となりました。
胆のうがんは肝臓に浸潤しやすいので、もし浸潤していたら結構大掛かりな手術になるという話もあり、確かにそれは怖かったです。でも、怖いですが、それで済むなら、それで生きられるなら十分!

自分の中にあったのはそれが一番でした。

事前情報で分かっているのは、肛門からカメラを突っ込まれてしまうということです。出来ることならやりたくない…本当にやりたくない…でも、そんなことも言ってられない。そんなことより、まずは少しでも状況を把握するための検査をちゃんと受けないといけない。そんな気持ちで迎えた検査当日…


この日は9時前に病院に到着し、ドクターの診察無しでそのまま検査へGOでした。検査室に入ると、そこには同じ検査を受ける方が6名ほどいました。

全員揃ってから、関西弁の若い男性看護師さんの説明を受けましたが、何とそこで衝撃の事実が…
目の前に置かれたかなりの量の下剤。それを今から飲んで頂きます、と(確か2Lくらいだったような気がします)。しかも、15分くらいのセットで一定のペースで飲んで貰います、と。しかもしかも、その下剤を飲んだ後に便が無色透明になるまでは検査が開始できません、と。
そんな説明を受け、早速憂鬱になっている私の目に飛び込んできたのが、検査室に掲示してあった

 

これが、大腸がん!

 

みたいなポスターです(-_-;)

↑こんな感じの写真が複数。(-_-;)
おいおい…

今から検査を受ける人にこんなポスター見せるん?

恐怖の底に突き落としてどないすんねん!
と若い関西弁の看護師さんに関西弁で突っ込んだというのは嘘ですが、そんなポスターを見ながら下剤を飲むのは中々経験できることではありません。


そんなこんなで検査前の下剤タイムに突入するのですが、その直前…私の目の前に座っているおっちゃんが(=昨日のブログに登場した「プロ」です)が話しかけてきました。
「お兄さん、検査は初めて?」と。
「はい」と答えると、
「緊張してる?」と。
またしても「はい」としか答えられない私に、そのおっちゃん…


僕はね~、毎年やってるからね。

もう10回以上やってるよ。

でも、全然大丈夫だよ。

心配しなくても大丈夫!


そんな優しい声をかけてくれるおじ様(←確実に尊敬のまなざしに変わっていました)。さすがプロです。大腸内視鏡検査のプロ。下剤を紙コップに注ぐしぐさすら、神々しく見えてきました。そんな中でいよいよ私も下剤を飲み始めるわけですが、初めて飲んだ液体状の下剤。飲んで一言目の感想は、

「え?全然飲めるんですけど!」

です。が…やはり量です。さすがに2Lもあるとなると、話が変わります。まず…お腹が苦しい。そして、下剤なのに、中々出て欲しいものが出てこない。よく考えると、前日も検査食でまともなものを食べてないし、そもそも下剤で出せるようなものがお腹の中に入っていないのでは?なんて思いながら飲み続けること30分以上…そこからはひたすら下剤飲む→トイレ→戻って下剤飲む→トイレの繰り返し。
ちなみに、プロは本を読んだり、ストレッチをしたり、超リラックスして過ごしています(笑)
そんなこんなで、いよいよ私の便は無色透明となり、いざお尻の所にぽっかり穴が開いている(とはいえ、ちゃんとその穴には蓋のようなあて布があるのでお尻は見えません)検査着に着替え、検査室に入ろうとすると…
またしても私の目に飛び込んでくる大腸がんのポスター(-_-;)

入室後は内視鏡検査の先生の指示に従ってベッドに横になり、いざ検査開始。一番びっくりしたのは、検査中の画像を見れるように目の前にモニターがあるってことです。そして、そこで気付くわけです。

 

あれ?

カメラが腸内に侵入していく過程の画像が全部見える?

自分にも?

え?

え??

これ、

もしさっきのポスターみたいな画像出てきたらどうすんの?

え???

 

そこからは、恐怖でモニターをまともに見れませんでしたが、結果的に大腸内視鏡は無事終了。ドクターのお話ではポリープが1つあったが、それは放置しましょうとのことでした。検査も終えてほっと一息でベッドから起き上がると、私の目に飛び込んできたのが結構な太さのホースのようなもの。看護師さんに、
もしかして、さっきまで私のお尻から入っててたのはこれですか?
と尋ねると、笑顔で
はーい、そうですよ~

と。
思っていたよりも全然太かったのでちょっと驚きましたが、とりあえず「大腸は大丈夫!」という結果に安堵し、病院を後にしたのでした。