ラム君の肉体とのお別れが済んで祭場を出た直後、ラム君を運んだカゴが壊れた。


悲しい記憶を呼び起こす物はサッサと捨てなさいと言う事だろうと思い、解体して燃えるゴミにした。

解体作業の時間は自分と向き合う良い時間となったクローバー



では、不思議編


その3: 出会い

ラム君との初めての出会いは結婚前、旦那さんが一人で飼い始めた頃。

まだ私達夫婦は付き合ってもいなかった。


何となく「猫飼いたいなぁ」と知人に言ったところ、

「猫おるよ。知り合いが引き取り手がないからそろそろセンターに連れて行こうかえーんと言ってる子猫が」

と言う事で飼い始めたらしい。


旦那さんは子猫を迎えたのがよほど嬉しかったらしく、沢山の友達に見に来て!見に来て!と声を掛けていた。

私はその中の一人。


そして、友達と一緒に見に行くと、子猫は大はしゃぎルンルン流れ星爆笑


私の友達には全く寄って行かず、私のスカートの中に入り込んだりよじ登ったりしたかと思うと部屋中走り回ったりと、とにかく凄いテンションではしゃぎまくりだったのが初めての出会い。

旦那さんはその様子にビックリしたらしい。


「母さん来たーーー‼︎爆笑飛び出すハート

て感じだったと思い込んでおこう(笑)



旦那さんと結婚し、旦那さんが新居への引越しの日。

うっかりラム君を家の外に締め出して引越し先に荷物を運んだ旦那さん。

戻ったら、逃げる事もなく玄関前の階段にちょこんとニコ座り待っていたと。


後で思い返せば、ラム君は知っていたのだろうと思う。

この人達が僕の家族‼︎



(生前の画像)

そうだよ。

人間はそういうの分からないの?

それは何かと不便だね。