創作つけ麺「鱧と蓴菜」 | ラーメン巌哲店主のブログ

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今週金土夜の創作つけ麺は、


兵庫県淡路島由良産 鱧



秋田県産 蓴菜




です!!!!


昨年完成した鱧と蓴菜の冷やしつけ麺!

それまでは温かいつけ汁のつけ麺でしたが、

昨年からは冷たいつけ汁のつけ麺になりました。


創作つけ麺において冷やしのつけ麺はこの一杯しかありません。


天然物の魚のアラで引く出汁は弱点が実はありまして、

冷たい状態で食べると生臭さが出てしまい、本来のポテンシャルを発揮できないんです。

せっかく美味しい出汁が引けても冷めた状態では美味しくないんですね。

安直に冷やしてお出しできない難しさがありました。


冷やし向きでないわけですし、僕も無理に作ろうとは思いませんでした。

で、鱧と蓴菜を提供し出したのが6年くらい前ですかね。
知人から秋田の沼直送の蓴菜を紹介いただきまして、

この時期(本来は梅雨明けくらい)なら鱧だろ!

ということで鱧と蓴菜のつけ麺が始まりました.

食べ歩いているお店でもよく目にしたので季節感のある料理と認識したのもありますが。


天神祭前なら値段も落ち着いてて…と当時はこの時期ならと始めましたがもうあまり関係ないですねw

ずっと高値です。


で、冷やしに向いてないもんで温かいつけ汁で蓴菜を提供していたのですが、

この時期に食べる蓴菜はやはり冷たくてなんぼなんじゃないかと思うようになりました。

蓴菜の鍋もあるので温かいのも正解なんですが、ある程度作ったのでチャレンジしてみてもいいかなと。


そして今年最終回なわけですが、

大時化も大時化の今、これだけの鱧を揃えるのがどれだけ大変か…

ずっと生簀に鱧を泳がせて溜めて予定の本数を揃えてくださいました。

中西さんありがとうございます。

段取り9割ですから、鱧は。

最強のパートナーを得た幸運。

本当に感謝しかない。

さらに値段も頑張っていただいて、中西さんにはほとんど利益ないくらいです。

改めてラーメン屋が扱うレベルの食材ではないなと実感しました。

是非、ご賞味いただいてこの素晴らしい鱧と蓴菜を共有していただきたいです。


麺もこの日のみの特別な麺を打ちます。

最後ですし悔いのないように、自分にしかできないことをと思い。

ガラにもなくこのつけ麺には昆布水を使います。

これがまた蓴菜のちゅる感と合うんですよね。

昆布水はカネキッチンヌードルの金田さんに手解きをいただきました。

金田さんありがとうございます!


今回は

4300円

金曜42食

土曜30食


となります。


今週末もよろしくお願い致します!