おはようございます。
チャーリーです。
私は演劇も好きです。
初めてプロの舞台を見たのは1989年11月。
高校2年生でした。
演目は「12人の怒れる男」
ストーリーはアメリカの陪審員制度の審議中での話。
17歳の少年が起こした殺人事件を12人の陪審員が議論する会話劇。
父親殺しの罪で裁判を受けることになった、少年に対する陪審員制度。
少年にとっては圧倒的に不利な証拠の中、少年は有罪かと思われた。
裁判を傍聴していた陪審員たちは、有罪11人、無罪1人との判決を下した。
話は無罪を主張した陪審員の男からの提案で進んでいく。
男は他の陪審員たちに、裁判で展開した固定観念に捉われずに、証拠の疑わしい点を一つ一つ丁寧に再検証していくことを主張する。
男の説得力のある主張、説明に、他の男たちも徐々に納得していく。
陪審員たち、それぞれ登場人物の性格からくる主観によって、物語は展開していきます。
ダイナミックな会話と展開の末、最終的には有罪0人、無罪12人になっていく。
価値観の転換。
私は物語の初めから、役者の演技に魅了され、話にグイグイ引き込まれていきました。
完全に有罪かと思われていた少年が、最終的には無罪になっていく様は、社会の常識や固定観念による「思い込み」がいかに私達に組み込まれているかを認識させてくれました。
演劇を通じて、物の見方を改める、見直すきっかけをくれました。
エネルギーも思い込みで、事物に影響を与えます。
思いを、視点を、柔軟にする習慣はとても大事になります。
常識はあくまで今の時代と国に合わせた考え方ですから。
長い目で見た時、なにが真善美で、なにが徳で、なにが愛で、なにが自由か?
自分は価値観に捉われて、真実を見落としてはいないか?
素直な視点で生活を送りたいと思います。