２０２０年４月２２日
キャスキッドソン日本法人が
破産申請したと発表されました
現在は公式通販サイトも閉鎖されています
キャスキッドソンは雑貨や小物を販売する
イギリスのブランド
日本では２０１３～１５年頃が
人気のピークだった
最近はシンプル・カジュアルなファッションが流行のため
キャスの花柄は以前に比べ注目されなくなり
キャスのバッグや小物を持っている人は見かけません
一時は勢いのあったブランドが
なぜ破産してしまったのか
日本でのキャスキッドソンの
流行を振り返ってみました
日本でのキャス人気は２００６年頃
雑誌LEEでモデルの雅姫(まさき)さんが
愛用品としてキャスを紹介したのが始まりです↓
まだ日本では無名のブランドでしたが
雅姫さんに憧れるナチュラル系主婦が
キャスキッドソンに飛びついた
雅姫さんブームについては
こちらの記事にも書きました↓
ナチュラル化した日本のファッション
当時キャスの商品は
日本で手に入らなかったため
オークションで高値で取引されていた
その後キャスはLEEを中心に
雑誌の付録になるなど
主婦の人気ブランドになります↓
主婦が流行の発信元という
日本ではめずらしいパターン
主婦の雅姫さんブームが落ち着いた後
２０１0年頃から２０１３年頃には
花柄を使ったガーリーなファッションが若者に流行↓
この花柄の流行に乗ったキャスは
雑誌に多く掲載されるようになり
若者にも知られるブランドとなりました
若者向けファッション誌でも
キャスの付録がつけられるなど注目された↓
その後は化粧品も販売されるなど
日本でファンを獲得したキャスの人気は
安定するものと思われました
しかし日本では２０１５年頃から
ファッションの流行がカジュアルに変化
一部のガーリー系雑誌を除き
花柄はファッション誌の誌面から消えることとなった
この流行の変化でキャスの花柄バッグや
小物を持つ人も見なくなりました
今回の破産申請の理由として
コロナ騒動で先が見通せないためとなっていますが
２０１８年の段階で
キャスカフェを閉店するなど
年々人気が下がっていたことが予想されます
画像は２０１８年に閉店したキャスカフェ
日本人は流行に飛びつきやすいので
流行中の購買意欲は勢いがありますが
流行が終わると途端に興味をなくしてしまう
今後日本で展開しようと計画している海外ブランドは
トレンドに流されやすい日本人の国民性に
十分注意して日本上陸して頂きたいです
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