つわりがマシになったころに
娘が歩けるようになったので
運動をかねて近所をお散歩するようになったのですが
これがまた大変でして。
行きたいところへ行く、
妨げたら怒る
気のすむまでやる
のが娘のお散歩でしたので
いつまでも溝を眺める
とか
猫についていく
とか
同じところを行き来する
とか
付き合うのは結構骨が折れました。
この時の住まいは古い賃貸で
作り付けの収納はものすごく少ない部屋でしたので
収納家具をたくさん置いていました。
なので
気になるモノは
どうあっても触りたい娘を
放流しておくことができなかったので
当時、家事をするときなどそばを離れるときは
ベビーゲートの中にいてもらっていました。
そういえば、
テレビも3歳くらいまでは見せない方がいいと
何かで読んで信じ込んでいたので
今やなくてはならないEテレすら
ほとんどつけていませんでした。
歌は聞かせてあげたいなーと思って
みんなのうたを付けたりはしていました。
そんな生活を
何の疑問も持たずに過ごして迎えた1歳半検診で
初めて疑惑が持ち上がったのです。
発達が遅い、という疑惑です。
1歳半で発語はなく、
喃語を話していただけでした。
それまで何にも単語らしい単語はしゃべらなかったのに
壁に貼ってあったアンパンマンを見て
アンパンマン!
と叫んで驚いたのを今でも鮮明に覚えています。
この時の検診で出された試験を
何一つすることがなく
というか
指さし問題でね、
ハサミはどれ?
なんて聞かれてもさ
本人見たことも触ったこともないでしょうに
って思いませんか?
触れるとこに置いてないっつうの!
てその時は思っていました。
長い長い検診が終わり
保健師さんに言われたことが
〇か月後にお越しいただけますか?
という言葉。
いわゆる、要観察、というやつです。
え???
ムリです。
そのころには引っ越してて
この町にはいないです。
と素直に返しました。
第2子出産のための里帰り
からの引っ越しが決まっていたからです。
次のお住まいをお聞きしてもいいですか?
この検診の結果を引っ越し先の福祉課へ
引き継ぎする書類をお送りします。
というような内容が保健師さんから提案されたので
じゃあ、引き継ぎしておいてください
とお願いしました。
この引継ぎが、このあと迎える
育児暗黒期に大きな出会いをもたらします。