同じ土地に建て替えを決めた両親。
建て替えの決心までの経緯は
実家の建て替え~減築の場合~1家が2/5に小さくなるのだから
持っていくモノは少なくするしかない
というのが前回までのお話。
でもそれ以外に
母の希望はいろいろあった。
「もう、住む場所を替えて引越しの準備をする元気はないから
引越さないで建て替える!」
「今度こそ、満足できる家にしたい」
「けど、決めることが多くて面倒」
「でも、私の生活が分からないだろうから、設計の人に意見は言っておきたい」
「設備もたくさんありすぎて何がいいのかわからない」
などと、言っていた。
小さくなることへの不安もあり
先が見えなくなっているようだった。
住み慣れた家を建て替える。
悲しさも寂しさもあるだろう。
思い出や愚痴を聞くのも娘だから
と思い聞いていたが…
聞いていて思い出した、娘時代。
プレゼント、何でもいいと言いながら
あげたときには
「ありがとう、気をつかわなくていいのよ~」と言いつつ
「ここはこうだったら…」
「この色は…だからダメ」
とダメ出しされ、結局使ってもらうことなく
お蔵入りになることが
多かったのである
今回も、よくよく聞いてみれば
何でもよいわけではなかったわけで…
よかれと思って大事な質問をしても
答えがよく変わるのだ…
だから、俯瞰して考えた。
母は心優しい人がゆえに迷うことも多い人。
家族がゆえに感情がからまるなら
一度、距離をとって
相談に乗ることをやめよう。
ということで
次回に続く…
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