「揺さぶり」
これは整体操法において欠かせないものです。
大きな目的のひとつには
クライアントさんの身体や心を弛める目的があります。
整体操法をはじめても
たいていの方は心身が緊張しています。
そのため身体の要所を支点にして
揺さぶっていきます。
写真は
腰の骨である”腸骨”上端にあてて
揺さぶっています。
こうして揺さぶると
骨盤が弛むだけでなく、背中や背骨も
弛んできます。
写真の揺さぶりは
腰椎4番を焦点にしているので
骨盤の開閉運動が良くなったり
腰椎4番をはじめ、胸椎4,7,9,11番の
椎骨の堅さや可動性も変化してきます。
ここで注意するのは
手の指で力を入れて揺さぶってはいけないこと。
逆に手指の力を抜いて、自分の丹田を意識すると
クライアントさんの身体全体に共鳴して
弛んできます。
ここが整体操法の不思議さと
面白さでしょう。
手の力や、指の力で押したり、揺さぶっても
相手の身体全体に響きにくいですし、こちらも
指や手を壊してしまいます。
クライアントさんのカラダを感じ
知るためのセンサーである”手”や”指”が
ダメになると整体操法は致命的になります。
だから
整体操法をおこなう指導者は
手や指も含めて大切にして、
整体操法では感覚を敏感な状態にして
おかないといけないのです。
ずっと昔
ほかの療術界から聴いたのですが
親指を含めて
指の1本や2本痛めてしまうのが当然で、
指がジンジンに痛くなって、それを通り越して
一人前だ!
ということを聴いたことがありますが
これは”とんでもない”ことです。
みずから”手や指”を壊したら
どうやってクライアントさんの身体を感じて
観ていくのでしょうか?
しかも手や指を痛めることで
自分の身体の遣い方も、本来のものでなくなります。
例えば
本能的に手指の痛みを避けるために、
いびつな遣い方になり偏った施術となって、
かえってクライアントさんに
悪影響をおよぼす恐れがあります。
そんなわけで
カラダの揺さぶりは、手指だけの小手先では通じません。
カラダ全体を遣うの大変難しいのです。
もし
整体など療術を受けられる皆さまには
こうしたところを感じ取って受けていただくと
ご自身のカラダも大きく変わっていくと思います。
(おわり)
