鑑賞歴50年オトコの「落語のすゝめ」

1956年に落語に出逢い、鑑賞歴50余年。聴けばきくほど奥深く、雑学豊かに、ネタ広がる。落語とともに歩んだ人生を振り返ると共に、子や孫達、若い世代、そして落語初心者と仰る方々に是非とも落語の魅力を伝えたいと願っている。


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「秋茄子は嫁に食わすな」という慣用句がある。秋茄子は美味しいところから姑の嫁いびりと解釈されているが、一方で、茄子には体を冷やす作用があるので子供を沢山産んで欲しい嫁の体を姑が気遣った言葉という、まったく正反対の解釈もあるようである。秋茄子に因んで「茄子娘」という一席を聴いてみよう。

 

東海道“戸塚の宿”に在るお寺の住職は戒律(邪淫戒)を守って独り身を通し、野菜作りに精を出していた。とりわけ茄子が大の好物で、「早く大きくなれ、大きくなったら私の菜(さい)にしてやろう」と丹精を込めて茄子作りをしていた。ある夏の夜、蚊帳の中でうとうとしていると、178歳の美しい娘が蚊帳の外に座っているのに気が付いた。「お前は誰だ?」「私は茄子の精でございます。大きくなったので妻(さい)として参りました。お肩でも揉みましょう」「そうか、“菜”と“妻”を取り違えたのだな。まあ良い、蚊帳の中に入りなさい」。と、突然の落雷で二人は抱き合う。翌朝、夢の中とはいえ戒律を破ったと住職は修行の旅に出る。

5年後お寺に戻ってくると住職が不在であったため荒れ寺になっていた。取りあえず掃除でもしようと道具を取りに裏庭に行くと、「お父様」と呼ぶ声がする。見ると5歳位の女の子が立っており、「私は茄子の子でございます」と言う。「そうか、あの夜の出来事は夢ではなかったのか。それにしても住職も居なかったのに誰に育ててもらったのだ?」「はい、独りで大きくなりました」「おーお、そうか。親は茄子(なく)とも子は育つか」。

 

【雑学】西瓜やメロンはてっきり果物だと私は思っていたが植物学上は両方とも野菜に属するそうである。野菜と果物は一体どこで区分されるのであろうか? 学術的には「草本か木本か」、「一年生か多年生か」といった基準があるようであるが、私のお気に入りの基準は「食べ残したらお母さんに叱られるものが野菜、そうでないものが果物」というものである。これはある小学生が考えたものであるが、何とも分かり易い、エレガントな基準であると思う。「良薬は口に苦し」と言う。野菜は食べ難いから体に良いのであろう。この話はもう30年も前にラジオで聞いた話である。今、この小学生は社会人としてエレガントな仕事をしているに違いないと思う。

 

 


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