〇ら落語コンシェルジュ®相山 美奈子です
2月9日
雪が降るとか
積もるとかニュースは大騒ぎの中、お江戸広小路亭まで
【立川キウイの会2019】に行って来ましたよ
今回もキウイ師匠にお願いして、4月7日の『とーん！とくる落語会/立川談修・談吉親子会』のチラシを折り込んでもらいました
早めに着いてチラシをお渡ししたら「寒いんだから楽屋にいれば？」と優しいキウイ師匠。
お言葉に甘えて楽屋に、開場前の前座さんの仕事も見学させていただくことに。
高座の位置や、マイクチェック、出囃子の音等々確認作業を拝見。
せっかくいらしたんだからと、仲入り太鼓（「お仲入り～～」と叫んでから仲入り太鼓が入り休憩になる）を聞かせていただいたりと感謝感激です
この天候の中20名程のお客様は少数精鋭。
さて、始まります。
キウイ 紙入れ
志らぴー 鮑のし
キウイ 短命
仲入り
志ら松 長屋の花見
キウイ 品川心中（上）
本来なら開口一番といって前座さんが高座に上がります。
なのに、キウイ師匠自ら開口一番を。
一番最初に落語を演る、これは落語を聞く体制でないお客様に（聞く気でいらしているのですよ）、客席の雰囲気を読みながら、リラックスさせるという高度な技術を要します。本来前座さんでは難しい。それに基本の基、笑わせる必要はないとしても、前座さんでは笑いはあまり期待できない。そういう経験のまだ少ない演者と、客席の雰囲気の中での高座は勉強にはなるでしょう。
なぜ自分が開口一番なのか、そして今日の天候を笑いながら嘆く師匠。
キツイと思います、だって会の度に台風や、ゲリラ豪雨や、雪ですもの。
めげちゃうような状況を笑いに変える、視点を変えるわけですね。
どこにフォーカスするかで人生も変わる。
今回のテーマは『女は強い』
「紙入れ」は艶噺。でもコメディのように聞こえる。
あの旦那は、わかっていてとぼけているのか、本当にわからないのかが、わからない（笑）
続く志らぴーさんの「鮑のし」。これも女房が強く賢く描かれています。
女房の言うこと聞かないと、死んじゃいそうな甚兵衛さんはどこか憎めない。
志らぴーという名前、1回で覚える（笑）
仲入り前にキウイ師匠の「短命」
八五郎と大家の掛け合いのような会話が楽しい。
葬式の手伝いに行く亭主に食事を用意してある、羽織も用意してある女房は、いい女房だと思う。
志ら松さんは「長屋の花見」
雪が降るかも！の晩に「長屋の花見」
でもしっかりしていていい落語だと思いました。
キウイ師匠や志らぴーさんから、さんざん紹介されて高座にあがる志ら松さん。
非常に個性的というか、芸人さんらしいと言うか、見ていて楽しい人。
実際に彼を見ればわかります。
そういえば、この人の高座は何度か見ている。
2018年 2月の立川流夜席で、「狸の札」と「一目上がり」
2017年10月の立川志らく一門会で「南極探検」
2017年2月の立川志らべ独演会 真打を越えて行け！で「恋根問」
5席聞いている
前座さんは通常プログラムに名前が載らないから、当日行って見ないと誰が出るのか分からない。結構確率が高いかな？
トリはキウイ師匠で「品川心中（上）」
苦界の女性は強くて当たり前。なりたくなくても、そうなっちゃう稼業だ。
キウイ師匠は明るい落語なので、お染と金蔵の会話シーンもしんみりとはさせずに
外国のホームドラマを見るような明るさと陽気さが垣間見える。
洒落のめさなければいられないほどの心境。
5席たっぷり楽しんで、傘をさして打ち上げへ
志ら松さんの気働きがおもしろかった。おもしろいんだこの人は。
彼には落語で勝負して、早く二つ目になっていただきたい。
次の【立川キウイの会】は4月28日（日）
ＪＲ御徒町駅 お江戸広小路亭
18時開演・17時30分開場
全席自由前売＆当日共に２８００円
自由参加の打ち上げもあります
こんなに楽しい落語会
ライブで体験してみませんか
あなたの世界が広がります
いつもと違う景色を見てみませんか
新しいことを体験すれば、その後の世界は違う景色を見せてくれます
１％変われば、それがさらに違う景色や、別の新しい考え方になり、感性も広がっていきます
今までとは違う人生をおくることもできるのです
落語会開催します！立川流の本寸法の落語！
【第２回 とーん！とくる落語会
立川談修・談吉親子会】
■４月７日(日)１７時３０分開場・１８時開演
■木戸：２，８００円（前売・当日共）
■会場：らくごカフェ
（千代田区神田神保町2－3 神田古書センター5階）
■懇親会：３，０００円 （会場から徒歩２分・９０分）
■お申込み・お問い合わせはお気軽に！
らくごカフェ
■らくごカフェ電話：03－6268－9818
（平日12時～18時受付）
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〇ら落語コンシェルジュ ® 相山美奈子
