〇ら落語コンシェルジュ ® 相山美奈子 です
4日は文京シビックセンター内にて
【立川談慶と落語で人間関係を掘り下げるワークショップ第5弾】でした
このイベントを以前、談慶師匠の投稿で知って
こんなコミュニケーション・ワークショップならぜひ行って見たい!とずーーっと待っていたのでした
まずは談慶師匠の「ねずみ穴」
落語の中では、ありとあらゆる失敗例がでてきます
それは、自分のテキストとなります
「ねずみ穴」は談慶師匠の新しい入れ事があり、新鮮でした
そういえばなぜこのシーンを今まで誰もやらなかったんだろう・・・・
商人なら当たり前なのに・・・
この、人間関係を掘り下げるワークショップの前にする落語がなぜ 「ねずみ穴」なんだろう
この噺は江戸っ子がでてきません
松五郎、竹次郎という地方出身の兄弟、それぞれの奉公人、竹次郎の幼い娘くらいです
粋や鯔背も関係ない、地方からなりふりかまわず江戸に来て、一代で身代を築いたふたりの兄弟
だから人目や、こんなことを言ったら粋じゃないという発想がほぼないと思います
そのぶんストレートにモノをいいます
これが 人間関係を掘り下げるワークショップには必要なのかと
同じ噺でも「文七元結」だと”江戸っ子の心意気”みたいなワークショップになりそう
落語で堪能した後は、
部屋をテープで四角に区切って、それぞれの場所に関係性を阻害する四毒素
「非難」「防御」「侮辱」「逃避/無視」の紙を置いて 空間をつくります
実際にその空間に入り、感情を感じます
なんと!談慶師匠も参加です
非難など人にするときのポーズと、自分がされたときのポーズをとります
これをそれぞれ4回ずつ
どれも体がこわばり、する方もされる方もいい気分ではありません
呼吸も浅くなります
自分ならどんなシーンでこれをするの?個々に発言します
その時どんな気分になる?
これを言って、相手にどうなって欲しいの?
自分はどうしたいの?
相手を非難することで、自分を守ったり、相手によくなっ欲しい愛情があったりと人それぞれです
湧き上がる感情に良いも悪いもありません
自分がそれをどうやって感じ、扱うかです
どの感情も紙一重で、非難が侮辱に 防御が逃避に変わります
でも私たちは 対話することで 関係を修復することができます
笑いやユーモアで肯定的表現を増やしたり、愛情を表すことができます
その最大は「落語」!!
やっぱり「落語」は素晴らしい!!
落語を聞いて、ああなぜあの登場人物はああいったんだろう
当人や相手の立場で考えてみたりすれば
現実問題にも解決の糸口が見えてきそうです
たとえ見えなくても、その時は笑ってすべてを忘れているはず
スッキリした気分で物事を見れば、またさっきとは違った解決策が浮かぶかもしれません
何より笑って心に余裕ができています
「落語」は偉大だー!!
帰りに 師匠の最新刊
『老後は非マジメのすすめ』(立川談慶著 春陽堂書店 1500円+税)に
サインをいただきました!
談慶師匠、ありがとうございます
また行って見たい落語ワークショップ
次回は8月開催予定だそうですよ
気になる方はぜひどうぞ
落語会開催します!立川流の本寸法の落語!
【第2回 とーん!とくる落語会
立川談修・談吉親子会】
■4月7日(日)17時30分開場・18時開演
■木戸:2,800円(前売・当日共)
■会場:らくごカフェ
(千代田区神田神保町2-3 神田古書センター5階)
■懇親会:3,000円 (会場から徒歩2分・90分)
■お申込み・お問い合わせはお気軽に!らくごカフェ
■らくごカフェ電話:03-6268-9818
(平日12時~18時受付)
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〇ら落語コンシェルジュ ® 相山美奈子