食事における毒とは | 重傷者専用治療院 椎間に遊びを作り自然治癒力を高める

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重症者専用治療院経営 ほぼ1ヶ月先まで予約は埋まっています アマゾンで数冊出版。67歳、47年間病院行かず薬なし。東京で手技治療院「楽道」経営 治りにくい症状専門

 

【なにが毒なのか】

 

ベジタリアンは肉食が毒だといい

糖質制限実践者は糖が毒だという

オーガニックにこだわる人は食品添加物や農薬が毒だという

 

いったい人間にとって何が毒なのか

 

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その人の処理能力を超えたものはすべて毒

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食品は

消化→吸収→利用

と言う過程をとります。

100の栄養を取っても、体内で100が有効に利用されるとは限りません。消化、吸収、利用のどこかで本人の処理能力を超えれば、その栄養は要らない物=毒になります。

 

ベジタリアンが肉を食べて体調不良になるのは、肉の処理能力が低いからです。

タンパク質不足という面もありますが、生まれつきの腸内フローラの違いが大きい。

ですのでタンパク質不足を解消しても、処理能力の限界があります。


肉食家は肉の処理能力が高い。

二人が議論しても平行線です。

 

野菜で便通が良くなる人は、野菜の処理能力が高い。

野菜で便秘する人は、野菜の処理能力が低い。

二人が議論しても平行線です。

 

プロテインを例にしてみましょう

プロテインを一日60g取るとします。

Aさんは一日のプロテイン処理能力が60g以上あるので、プロテインのタンパク質を有効に利用できます。結果、プロテインで体調が良くなります。

 

Bさんは、一日のプロテイン処理能力が10gだとします。健康にいいからと頑張って60gとると50gは処理できず、毒になり、体調不良になります。

 

 

「プロテインで体調不良はタンパク質不足だ」

 

と信じて、吐き気と戦いながら、プロテインを飲み続けるとします。はじめは高タンパクにより体調が良くなりますが、数ヶ月後、あるいは数年後に体調不良になります。

 

私と一緒にプロテインを5年間飲み続けた方々の中に、はじめはプロテインで体調良好、数年後に不良になり、はじめて気づきました。

 

原因は単純なタンパク質不足ではなく、生まれつきの腸内フローラがプロテインの処理能力が低かったからです。

 

そこでEAAを開始しました。
EAAの場合、消化→吸収→処理の三工程のうち、はじめの消化が必要ないです。すでにアミノ酸になっていますから。

 

プロテインやEAAが一番必要な人は誰でしょう。

癌の手術をして胃腸が弱り、食が細い方。

精神的なストレスや、過労により、食が進まない方。

そういう方はプロテインも飲めないです。

一番必要な人たちが飲めません。

 

一方EAAですと、処理能力が低くてもいいので、食が細い方でも飲めますし、プロテインのように腸内フローラを悪化させることもありません。

 

EAAで体調不良になったのは
EAA自体の責任ではなく、

現在発売中のEAAがアスリート向きでロイシンが多いからです。

つまりEAAではなく、EAAのアミノ酸バランスが悪いからです。


この改善方法はいろいろなところですでに述べていますので、ここでは省きます。

 

長い間、食事法の流派の違いで、

あたかも宗教戦争のような醜い罵りあいが行われてきました。

 

お互いが自らに正義ありと考えているのですが、

なんてことはない、その正義はたんに各自の処理能力による物です。

 

 

ベジタリアンの先生の元には

肉食の処理能力が低い人が集まります。

 

糖質制限の先生の元には

糖質制限で糖化ストレスが改善されて元気な人たちが集まります。

 

アンチ糖質制限の先生の元には

糖質制限で低T3になった人たちが集まります。

 

これからの時代、
醜い食事法流派戦争を離れて
各自の処理能力を考慮した食事法が必要になります。


 

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