みなさんは「痔瘻」と「裂肛」を聞いたことはありますか?

あまり肛門に関わる病気を患ったことのない人にとっては、あまり聞かない言葉かもしれませんね。

裂肛については「切れ痔」という別の言葉で聞いたことがある人は多いでしょう。
今回はこの2つについてお話できればと思います。

まず痔瘻についてですが、膿瘍が破れるか切開して肛門の奥と交通した管ができたものが痔瘻です。


薬では治らず、化膿を繰り返し長い間には複雑化したり、がん化することもありますので、手術が必要です。

日常正確では下痢をなるべくしないように食事を気をつけていただくことや、
アルコールの摂取は控えていただくことが注意点となります。



「裂肛」(切れ痔)についてですが、読んで字のごとく肛門が切れたものが裂肛です。

硬い便の通過や肛門の無理な広がりによっておこるのですが、初期では排便時の痛みと少量の出血があります。
進行すると、排便後に長時間痛みが続くようになります。
また、裂肛は痔瘻になったり、肛門が狭くなることもあります。

薬などで裂肛はおさまりますが、慢性化してしまうと手術が必要です。

予防としては、便秘にならないことと患部は清潔に保つということが重要です。

 

 

 

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楽多クリニック
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