手編倶楽部 楽編(らくあ)


子供の頃、虐待されていて、親になって自分も同じように虐待してしまう。

それは良く耳にしていた事だけど、どうしてそうなってしまうのか・・・

そんな主人公の気持ちを過去と現在を絡ませながら書いた本でした。


ん~、ちょっと考えさせられる内容だったな~。

読み終わって、スッキリとか余韻に浸る感は無かったけど。

でも、読みながら現実に本当にあるんだろうなって思ったら、せつなくなった。


どんな事も同じ経験をした事が無いと、本当の辛さは理解してあげられないし、

理解してもらえるとも思っていない。

だから、本当に理解してくれる人が一人でも居てくれたり、現れたら

人って強くなれるんだろうな。と改めて感じた本だったなぁ~ (゚ーÅ)



<ストーリメモ>

短編集。

新任教師の話から始まり、子育て中のママ、家でご飯を食べさせてもらえない子、

厳しい躾をされお母さんを好きななれなかった女性etc。


新任教師のお父さんの「日本人にはハグが足りないんだよ」と言う言葉。

これが何気なく物語を繋いでる気がしたかな。

辛い時に抱きしめられて、思わずポロっと涙が出てしまう。

そして、気持ちが楽になった主人公にホッ  (^ω^)


            ※この作者で読んだ本  「わたしをみつけて」


ちょっと笑いが無かったから、次は明るい話を読もう!!